お掃除スペシャリストの佐倉です。年末になると頭の片隅で大掃除という言葉がもこもこと大きくなってきすよね。本記事では大掃除から漏れがちな3つの場所をご紹介します。なんとなく使い続けている場所、汚れに気が付きにくい場所がポイントです。すっきり整理と掃除をして、気持ちよく新年を迎えましょう!
食器棚(目安時間:2~4時間)
小皿・中皿・お椀など食器別に場所が決まっていても、毎日使っているとごちゃごちゃしてきます。使用頻度で食器を整理整頓しましょう。食器の定位置を見直せば、毎日の台所仕事がしやすくなります。
食器棚の整理は一旦すべて出す
食器棚の食器をすべて出すと「こんなに入っていたの?!」と驚くかもしれませんが、メリットは3つあります。
・空の食器棚を拭き掃除できる
・食器の総量と種類を確認できる
・使用頻度での食器の仕分けが一度にでき、定位置を決め直せる
食器棚の整理の仕方 使う頻度で仕分ける
1. 食器を出す場所を確保
2. 食器棚の中をすべて出す。食器棚以外の食器も集める
3. 中性洗剤を数滴入れた水で布巾を絞り、食器棚を拭く。水拭きと乾拭きで仕上げる
4. 食器を仕分け、戻す
1)頻繁に使う食器(一軍食器)
毎日使う食器は、食器棚の中段の手前を定位置に。取りやすく戻しやすい位置がベスト
2)たまに使う食器(二軍食器)
奥行きのある食器棚では中段の奥に収納。奥行きがない場合は下段か上段に収納。季節などで使用頻度が変われば、「一軍食器」と場所を入れ替え使いやすく
3)ごくまれに使う食器(収納)
イベントなどにだけ使う食器は最下段に。軽いものは踏み台が必要な上段収納でもよいが、イベントごとにまとめておく
4)役目を果たした食器(処分)
割れやヒビがある、愛着が持てない、使いづらいなどの食器は「ありがとう」と声をかけて処分を。新品の頂き物や高価で捨てられない食器は、フリマアプリで売るという方法も
便座の隙間掃除 (目安時間:15~20分)
トイレの掃除後にニオイが残る場合、温水洗浄便座と便器の隙間汚れが原因かもしれません。便座を外して掃除しましょう。
温水洗浄便座を外す手順
1. 電源コードを抜き、水栓ハンドルを閉める
2. 便座の脱着ボタン(※)を押し、便座を手前に引き出して外す。ホースやコードなどに注意し、むりに引っ張らない
3. 便器と便座の裏側を掃除する
4. 便座を戻し、水栓を開け、電源コードを差し込んで完了
※温水洗浄便座の説明書には、便座の外し方など掃除のときの操作方法が記載されています。ぜひ、説明書を確認してください。
洗濯機横の排水トラップ (目安時間:15~20分)
洗濯の排水トラップがつまると、洗濯パンから水があふれ洗濯機周りが水浸しに! 掃除必須のポイントです。
排水トラップ掃除手順
1. 周りに落ちているゴミを取り除く
2. 排水ホースを外し、トラップのパーツを外す。
3. トラップの中にあるごみを取り除く。小さなごみは、雑巾でトラップの中の水と一緒に吸い取る
4. トラップのパーツを洗い、戻す
5. ホースがねじれないように洗濯パンの床に沿わせて、排水口につなぐ
排水トラップは少し掃除がしづらい場所にありますが、頑張って掃除しましょう。
普段は忘れている場所も大掃除できれいに!
機会がなかなかない「食器棚」の整理は、楽しく作業ができて終わった時に達成感がありおすすめです! 「温水洗浄便座の隙間」と「洗濯機の排水トラップ」はどちらも普段見えづらい場所。大掃除を機会に、普段もぜひ掃除をしてくださいね。
(ファンファン福岡公式ライター/佐倉玖弥)