それって親切な人では? 行き過ぎた“不審者”通報にタジタジ

 子どもたちが通っている小、中学校では、地域の犯罪情報や変質者の通報情報などがメールで届くシステムがあります。場所や目撃情報なども詳しく書いてあるので、子どもたちに注意を促すことができて助かっています。しかし最近、「こんなことで通報されちゃうの?」と思うようなことがありました。

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知らない人に道や忘れ物を尋ねられたら、どうするのが正解?

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 変質者の目撃情報や直近での犯罪情報が届くと、「もし自分の子どもが被害者の立場だったらどうするだろう? どう教えるのが正解だろう?」とよく悩みます。その中で「これは通報する必要がある?」と疑問に思ったケースを2件紹介します。 【メール例1】  ○○町で帰宅途中の女子中学生が、「△△さんの家はどこか知ってる?」と後ろから来た男性に声を掛けられました。女子中学生は走って逃げて無事でした。  これは、ただ単に道を聞いただけのような気がしませんか? うちの子なら道案内をしてあげそうです。しかし、もしかしたら本当に怪しい人だったかもしれず、犯罪に巻き込まれる可能性もありますよね。難しいところですが、道を聞いただけで通報されてしまうことに恐ろしさを感じました。 【メール例2】  ○○公園で遊んでいた男子小学生男子が、「虫かご、忘れてるよ」と50代くらいの男性に声を掛けられました。  これは、ただの親切なおじさんではないのでしょうか? その場に虫かごもないのに声を掛けられたというのなら、おかしいと思いますが。この件は、ママ友のグループLINEでも「こんなことで通報されるの?!」という驚きの声がたくさんありました。

もしかしたら、私や夫も変質者と思われていたかも?!

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 私はわが子が大きくなるに連れて、よその幼い子どもに声を掛けたくなるおじさんやおばさんの気持ちが分かるようになりました。  実際に赤ちゃんに手を振ったり、4、5歳の男の子に「ぼく、いくつ?」なんて声を掛けたり、子どもがぐずって困っているママにアドバイスしたり。全く悪気はありませんが、もしかすると私も危ない人に思われていたかもしれません。  夫は、こんなことがあったそうです。  当たり付き自動販売機で「当たり」が出て、もう1本ジュースが買える状況になったのですが、2本も飲めないと思った夫。たまたま通りかかった小学生の男の子に、「当たりが出たから、ジュースを1本どうぞ!」と言うと、男の子は一瞬固まって、走って逃げたそうです。  夫は親切で言ったものの、男の子は知らない人に突然声を掛けられて怖かったのかもしれませんね。私たちが知らないだけで、もしかすると夫は通報されていたかもしれません。  近所の人たちとの関係も希薄になり、世知辛い世の中になったと思います。注意するに越したことはないのですが、親切心を無下にするような通報にも胸が痛みます。 (ファンファン福岡公式ライター/おきょうさん)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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