ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント【福岡市美術館】

 鮮やかな色彩と力強いタッチで描かれた作品が、世界中から愛されている画家、フィンセント・ファン・ゴッホ。そのゴッホに魅了され、20年にわたり作品をコレクションし世間へ公開したヘレーネ・クレラー=ミュラーが所蔵する作品とゴッホ美術館(オランダ)のコレクションの中から計52点が展示されます。

目次

糸杉の傑作、16年ぶりの来日

フィンセント・ファン・ゴッホ《夜のプロヴァンスの田舎道》1890年5月12-15日頃
クレラー=ミュラー美術館
©️Kröller-Müller Museum, Otterlo, The Netherlands

 ゴッホが南仏滞在の最後に制作したといわれる、プロヴァンスの集大成といえる作品が16年ぶりに来日します。まばゆい色彩の中異彩を放つ、糸杉の濃い緑色の色調に注目。

「ゴッホ」を確立した立役者 ヘレーネ・クレラー=ミュラー

フィンセント・ファン・ゴッホ 《黄色い家(通り)》 1888年9月
ファン・ゴッホ美術館(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)
©️ Van Gogh Museum, Amsterdam (Vincent van Gogh Foundation)

 ゴッホの芸術に魅了されたヘレーネは、初期から晩年までの画業がたどれるように作品を収集していました。本展ではゴッホの作品を世に広め、評価が確立される土壌を育んだヘレーネ・コレクションも堪能できます。

【これもCHECK!】グッズ情報

「刺繍キーホルダー」(全4種類、1,540円)

 ゴッホの自画像やひまわりなどのモチーフが刺しゅうされた人気ブランド「京東都」とのコラボ商品。

ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント

日時 ~2022年2月13日(日)
場所 福岡市美術館(福岡市中央区大濠公園1-6)
料金 一般 2,000円 、 高大生1,300円、小中生800円
問い合わせ 西日本新聞イベントサービス
電話 092-711-5491(平日9:30~17:30)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

「ファンファン福岡/サブクリップ」(福岡都市圏内配布、福岡市地下鉄駅駅設置)紙面に掲載した話題、編集部員が突撃取材した話題などを紹介します!

目次