エンタメ一本勝負! 配信作品「浅草キッド」

 映画や配信作品の中から、新作・旧作にかかわらず編集部が「一本取られた」と思った作品を紹介していきます。ぜひ参考にしてください。

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“お笑い”じゃない、“芸人”の生きざま映画館で観たい本当に良い邦画

◆あらすじ 
舞台は昭和40年代の浅草。大学を中退し、“ストリップとお笑いの殿堂”と呼ばれていた浅草フランス座に飛び込み、東八郎や萩本欽一ら数々の芸人を育ててきた深見千三郎に弟子入りしたタケシ。「幻の浅草芸人」と呼ばれた師匠・深見との日々、個性と才能にあふれる仲間たちとの出会い、そして芸人・ビートたけしが誕生するまでを描いた青春映画。劇団ひとり監督・
脚本作品。

ここに一本取られた!

 昨今劇場を経ずに配信限定で制作される作品が多く、本作もまたそうなのですがあまりにももったいないという感想が真っ先に頭に浮かびました。浅草の“芸人”たちの芸をスクリーンでかぶりつきで味わいたい。ビートたけしさん自体に正直なんの思い入れもないまま見始めたのですが、柳楽優弥さんが演じるビートたけしさんが本物過ぎる。物まねじゃなく、雰囲気がたけしさん。表情やちょっとした所作が、当時を知らない私にも「あの頃のたけしさんだ」と思わせます(最後の現代版たけしさんはやや蛇足かも。顔が見えなければ完璧だった)。
 
 そして何より良かったのが師匠・深見を演じた大泉洋さん。ご本人の持つ雰囲気をそのまま生かしたうえで昭和の職人肌な芸人を演じていました。先人が時代に押され落ちていく哀愁をあそこまで目線ひとつで演じられるのは大泉さんしかいないだろうな。

 要所要所のセリフに笑って、タップダンスに胸が熱くなって、最後にほろっと涙が出る良い映画でしたバカヤロー。

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ファンファン福岡編集部 かなやん
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