1人で痛みに耐えると決めた2人目出産! それには深い理由が?

 痛いことを思い出し、日々恐怖と戦っている臨月の私の話です。1人目は夫が立ち会いましたが、2人目妊娠中の今。なぜ私が立ち会いなしの1人で頑張ろうと思っているのか? それには、ある理由があるからなんです…。

目次

痛いのに耐えたのは、私! その時夫は…

写真AC

 さて、これから出産を控えている方、「陣痛ってどれくらい痛いの? どんな痛みなの?」と思って不安になりませんか。
 ・鼻からスイカが出るくらい
 ・腰をハンマーで殴られ続けるような感じ
 ・腰をバラバラに砕かれるみたい
 私自身も、色々な経験談を聞いて恐怖しかありませんでした。では、実際どうだったのか。

 正直、痛いどころの話ではありませんでした。人生で経験した痛みの中で群を抜いて最高レベル! 何度
 「死ぬ〜! 助けて〜」と叫んだかわかりません。

 そんな痛みに耐えている間、夫は一生懸命に声をかけてくれたり一緒に
 「ふ~ふ~」と言ってくれたりしたのだと思います。すみません。正直痛すぎて… 記憶が曖昧、かつ忘れ去りたい願望から、夫が何をしてくれたのか覚えていないのが本音です。

 そして、やっとわが子に会えて私がホッと息をついた時、夫は眼鏡をはずし、目をこするようにして涙を拭いていたのです!

  私と助産師さんは、出産に立ち会い感動して涙を流したのだろうとばかり思っていました。でも、違ったのです。違ったというと語弊がありますが、半分は感動、半分は顔面蒼白… 体調が悪くなり耐えられなくっていたのでした。すぐに分娩室を出ていく夫。そんな中、私は完全復活! 昼食を完食しました。

まさかの体調不良

 しばらくして病室に行く頃には、さすがに主人の顔色は戻っていましたが
 「ちょっと帰るわ。また、夕方来られたら来る」とその一言だけをうつむきながら小さな声で言い残し 、とぼとぼと帰っていきました。

 私は思わぬ言葉に驚きましたが、なんと、その後1週間体調不良が続いた夫です 。
病院の先生にも
 「へその緒を切りますか?」と聞かれたそうですが、
 「勘弁してほしかった。出産って壮絶なんやな…」と後日言っていたので、よほど衝撃的だったのだろうと今では思えます。

 「女は強い」「男の人は血なども苦手な人が多いから」という話はよく聞く話ですが、ここまであからさまに体調が悪くなるのだとちょっと笑ってしまうほどでした。

立ち会いについて話すらできないの?

写真AC

 痛い記憶は無くなると聞いていましたが、私の中で出産ほど辛かった痛みはありません。そんな記憶が、臨月の今になってふつふつと思い出されます。出産予定日が近づいている今、ちょっとした痛みを感じるだけで、陣痛に繋がるのではないかと恐怖すら感じています。

 やはり1人での出産は不安になり、夫に
 「立ち会いは…」という話をしようものなら
 「無理無理無理! もういい!!」と話をそらす夫。私は怒りという感情すら湧かなくなりました。

 その上、夫は1番の繁忙期。2週間ほど休みなく働かなければいけない時期です。それを考えると、立ち会いについてなかなか話をできません。コロナ禍ということもあるので、仕方なく立ち会いは諦めていますが、出産が不安なみなさん。痛いことには変わりありませんが、一緒に耐えましょう。

 出産が不安なあなた。立ち会いするか悩んでいるあなた。どうするか、旦那さんやパートナーとしっかり話し合っておくことをおすすめします!

(ファンファン福岡公式ライター / ariui)

あわせて読みたい
感動的な立ち会い出産のはずが…残念な旦那に医師が激怒したワケ 立ち会い出産に、どんなイメージがありますか? 筆者は、二人の子供を無痛分娩で出産しました。麻酔のおかげでほとんど痛みはなく、初産も二人目も、旦那に立ち会ってもらい、リラックスしながら、出産することができました。
あわせて読みたい
夫不在で1人で出産のはずが、まさかのオーディエンスが立ち合い? 第一子の出産は里帰り出産だったため、遠方への出張が多い夫の立ち合いは諦めていました。1人で頑張って産むぞと意気込んでいましたが、いざ陣痛が始まり、いよいよ分娩(ぶんべん)室でその時を迎えると… 妊娠中には想像していなかった、まさかの展開が待っていました。
あわせて読みたい
コロナ禍で唯一よかったこと! それは義父母抜きの立ち会い出産  女性が命懸けで挑む出産。あなたなら、誰に立ち会ってほしいですか? 夫や実母、もしくは一人で? 希望は人それぞれですが、夫の親にいてほしいという声はあまり聞いたことがありません。むしろ「陣痛中、義母に気を使って疲れた」「義母が分娩(ぶんべん)室に入って嫌だった」なんて耳にすることも…。数年前の2月末、私は第3子を出産しました。義父母抜きの立ち会いで、貴重な経験をすることができました。

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

ファンファン福岡(fanfunfukuoka)は、街ネタやグルメ、コラム、イベント等、地元福岡・博多・天神の情報が満載の街メディア。「福岡の、人が動き、人を動かし、街を動かす」メディアを目指しています。

目次