近所の迷い猫公開します【サ日記】

 猫のサニです。

 きょうは近所の人が迷い猫を預かっているというので、猫好きの人しか読まんであろうこの「サ日記」にて情報公開します。心当たりの方は、メールでご連絡くださいまし。

 →【メール宛先】jun.kanekozuki@gmail.com

↑これですニャ。なかなか立派な猫だ。預かっている人の話によると、うちで見習い弟子やってるチョビに似ているから一族ではないかと。たしかに模様とか鼻のところにぶちが入ってるとことかは共通してる気がする。

 うちの連中も郵便局で堂々と寝そべってるところを目撃したという。人馴れした猫だ。貼り紙にあるとおり、おれの主治医の先生に診てもらったようだ。

 もう一度情報の宛先を書いておく。→ jun.kanekozuki@gmail.com

 心当たりあれば、よろしくたのみますよ。元々の飼い主が見つからなければ、われこそは飼いたいという人でも良いかもしれんが、その場合は猫の里親の会のような専門家に相談します。

 見習いのチョビはだいぶ家に慣れてきたようだ。人間の居る部屋にもちょいちょい入ってきてくつろいでおる。

 おれが愛用している毛布があるが、

 目を離したすきにこいつが独り占めしていたりする。

 この小ぶりな毛布もおれのものだが、

 油断してるとこんなことに。修業中のくせに生意気だ。

 おれはもう一つの毛布のほうに沈む。おれのからだの色に近いんでこっちの方が落ち着くからまあいいか。

 ゴロゴロ転がってかわいこぶってるぞ。そのわりには人間にはなでさせないが。

 眠っているとじゃましに来る。

 離れているうちはまだいいが、

 おれの視界をさえぎるのはやめておくれ。

 うるさいのを無視して無理やり眠りに入るが、やつは眼をランランと輝かせている。

 おれの睡眠力が勝った。チョビは退屈なようが、知ったこっちゃない。

 おれが寝入ったもんだから、何か思い立ったようだ。

 猫は寝るのが仕事だが、チョビは若いせいかおれよりは全然起きてる時間が長い。

 さっきは、どこから出たのか屋根の上に上がっていた。降りるところがあるようで、その後普通に庭を歩いていた。おれにも脱出方法を教えて欲しいものだ。

 気がついたらまた戻って来てた。おれを慕うのはいいが、えさまで横取りするのはやめて欲しい。

 ということで、最初に書いた迷い猫、情報提供あればお待ちしてます。

 背中を向けて失礼ながら、ごきげんよう。

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

福岡市南区在住。サバトラ柄。熟年オス猫。雑種だが、アメショーの血が入っていると思っている。
ふてぶてしさが身上の甘え上手。
推定5歳か6歳の頃、今の飼い主宅に上がり込み飼い猫に。それ以前は不明だが、数百メートル離れた公園にいたとの不確かな情報。おととしの暮れ、孫娘のようなキジ白猫チョビが弟子入り。
世の中の動きに敏感なものの、とくに行動はしない。

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