目は、顔の印象を大きく左右する重要なパーツ。皆さんは、自分の子どもの目が一重まぶたか二重まぶたか気になりますか? もし一重まぶただったら「ぱっちり二重の目だったらいいのに」と頭によぎってしまうことはないでしょうか? そんなふうに思い悩んでいた友人に、私はあるアドバイスをしました。
二重のママと一重の娘。「似ていない」という言葉が突き刺さる

友人は、ぱっちり二重まぶたの美人さんで、数カ月前に第2子を出産しました。私は出産祝いに駆け付けたかったのですが、新型コロナウイルスの影響で気軽に会えず、オンラインお茶会をすることになりました。
スマホの画面越しにとりとめもなくしゃべっていると、ふと友人が
「この子、誰に似ているのだろう?」とつぶやきました。彼女が抱いている赤ちゃんは、ふくふくと健康的で一重まぶたの目を細めて、にっこりと笑っています。
とてもかわいらしい女の子ですが、たしかに彼女にあまり似ていません。旦那さんも二重まぶたなので、出産して初めて娘の顔を見た時、一重まぶたに驚いたと言います。
しかも、旦那さんからは
「ママの要素がゼロだね。なんで?」と言われて、気分は落ち込む一方。さらに追い打ちをかけるように、周囲から
「この子は一重なのね。ママには似てないね」
「お兄ちゃんはぱっちり二重だから、妹と逆だったら良かったのにね」など心ない言葉をかけられて、すっかり気が滅入ったようです。
気付けば、
「赤ちゃんが、一重まぶたから二重まぶたになるのはいつ?」などと、スマホで検索するようになっていたそうです。
どちらの目もかわいい! そう思ったきっかけは・・・

実は私も以前、わが子の目のことで悩んだことがありました。わが家は、長女が二重、長男は一重、そして次男は二重です。長男が誕生した時には正直、
「まぶたが重くて、目が小さい」と感じて、手放しでかわいいとは思えませんでした。
実母には
「パパの家系かしら」と言われ、義母には
「あちらのお父さんにそっくりね」と言われ、一重まぶたの責任の押し付け合いに私は苦笑。
長女と同じぱっちり二重なら、もっとかわいいのに… と思う気持ちがわき上がり、長男の目の上をこすり、悪あがきをしたこともあります。
ところが、生後半年を過ぎると表情が豊かになり、長男の一重まぶたの目がかわいく思えてきました。
その頃には、シュッとした一重まぶたの芸能人をテレビなどで見掛けることも増え、「長男もこんなシャープでかっこいい目元になるかも!」とワクワクするようになりました。
そんな話を友人にしたところ、
「そうだね! 今でもかわいいんだもの。一重でも二重でもどちらでもいいね」と笑顔を取り戻してくれました。
私は
「そうそう。むしろうちの長男が時々二重になるのは、熱が出た時や泣き過ぎた時だから心配。一重バンザイだよ!」と力説したのでした。
(ファンファン福岡公式ライター/tsukuko)


