アビスパ福岡公認クラフトビール販売開始! 老舗造り酒屋・杉能舎

 1870(明治 3) 年創業の杉能舎(すぎのや)(福岡市西区)は、アビスパ福岡のクラブ公認オリジナルビール「アビスパエール」を 2022 年 2 月 17 日から販売開始。老舗造り酒屋が手掛けるキレの良いクラフトビールを味わってみては。

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ドイツで修業し「ビールマイスター」を取得した6代目が手掛ける!

6代目の浜地真太朗さん(左)。弟の真範さん(右)はアビスパ福岡の熱心なサポーター

 杉能舎は、2022年にアビスパ福岡のオフィシャルパートナーになりました。チームの優勝を祈念してオリジナルのクラフトビール「アビスパエール」(330ml、580円、税込み)を販売します。「アビスパエール」は、フルーティーな香りとほどよい苦味があるのが特徴。売り上げの一部はアビスパ福岡チーム支援金として寄付されます。

歴史を感じる酒蔵売店の入り口

 「三男がアビスパ福岡の熱烈なサポーターであることがきっかけで、サッカーにだんだん引き込まれました。地元の企業として支えたいと思い、うちの強みであるビールを売ることで持続的に応援できる方法を考えました」と代表取締役社長の浜地浩充さん。 

酒蔵売店には日本酒、地ビール、リキュールなどが並ぶ

 杉能舎のビール製造を統括するのは、6代目の浜地真太朗さんです。大学などで日本酒の勉強をした後、ドイツでビールについて学びました。ドイツ流の麦の味わいを重視した作り方を大切にしています。真太朗さんはビールマイスターの資格を取得。「麦のこく、味わいをゆっくり楽しめるビールを提供したいです」と話します。

「仕込み室」。「簡単にいえば麦ジュースを作る部屋です」と真太朗さん

 杉能舎で造るビールはアンバーエール、ペールエール、スタウトの3種類が定番。どれも上面(じょうめん)発酵という方法で造るエールビールです。20~21度の高温で発酵し、発酵期間が短くなり、いろいろな香りの特徴が出やすいそうです。

麦汁に酵母を入れて発酵させる「発酵室」。状態を日々分析しながら管理されている

 大手メーカーなどが造るラガービールは下面発酵という手法。低温発酵で発酵期間が長くなり、香りは少ない分ドライでシャープな仕上がりになるといいます。

クラフトビールの飲み比べが楽しめる

 蔵開きの時期限定で、ラガービールに分類されるピルスナービール「Prototype Pils (プロトタイプピルス)2022」(720ml、1,100円)も醸造。福岡県・糸島産麦だけを使ったこだわりの一本です。

大吟醸の酒粕を使った酒饅頭(1個130円)も販売。ふっくらとして酒粕の風味が香る

 敷地内の工房では酒粕を使ったパンやまんじゅう、ピザなども販売されています。酒粕の風味がほんのり香るもちもちのベーグルがおすすめです。

杉能舎が販売する「アビスパエール」。売り上げの一部はアビスパ福岡チーム支援金として寄付

杉能舎(浜地酒造)

住所:福岡市西区元岡1442
電話:092-806-1186

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