市川海老蔵さんに聞いた! 九州初開催『六本木歌舞伎2022』 

 市川海老蔵さんらが出演する「六本木歌舞伎2022 『ハナゾチル』 (『青砥稿花紅彩画』より)」が東京、福岡、大阪で2022年3月21(月・祝)まで上演されます。「六本木歌舞伎」シリーズ4作目の今回は九州初開催。戸塚祥太さん(A.B.C-Z)をゲストに迎え、新しい解釈で上演される古典の演目を題材にした作品に注目です。福岡公演は3月11日(金)~13日(日)、福岡市博多区の福岡サンパレスホテル&ホールで上演されます。主演・海老蔵さんの取材会の様子をリポートします。

目次

「古典の演目も尊重しながら、新しい角度で楽しんでいただきたい」

「六本木歌舞伎2022 『ハナゾチル』 (『青砥稿花紅彩画』より)」についてのインタビューに答えた市川海老蔵さん

 ―今回の公演の内容は。

 『白浪五人男』の通称で知られる『青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)』を題材にした作品です。いわゆる『ゴレンジャー』というものの走りとされています。

 現代の戸塚さんがタイムリープして『白浪五人男』の時代の人とコミュニケーションを取りながら話が進んでいきます。古典作品が新しい角度で見えるように、古典の部分を尊重しながらも歌舞伎を新しい角度で楽しんでもらえるようにしたいです。

 『白浪五人男』は海の白波が引けるときの潔さ、はかなさを表現しています。『ハナゾチル』という題名は桜が一つのテーマ。散ることを知りながら咲くことを恐れない桜。『白浪五人男』と桜のイメージが当時の若者の生きざまにも似ていると思い『ハナゾチル』と名付けました。

「実は古典が面白いと思っていただくのがコンセプト」と語り、「今回のイメージは『東京卍リベンジャーズ』」と海老蔵さん

 ―戸塚さんに期待していることは。

 稽古をしながら戸塚さんと向き合っていく中で私と戸塚さんはどこか似ているところがあると思うので楽しみです。戸塚さんを見ながら、私にもこういうところがあるのかもしれないと思うかもしれません。

 ―六本木歌舞伎ではこれまで三宅健さんたちと共演しています。「ジャニーズ」の強みは。 

 皆さんに共通しているのは情熱があり諦めないところだと思います。歌舞伎は独特の演出方法もありますから、なかなか難しいと思うのですが、それに対して何十回も何十回も稽古をされている姿を見ると胸を打たれます。

 ―今回の六本木歌舞伎の演目を選ぶにあたってのポイントは。 

 これまで『座頭市』(2017年)、『羅生門』(2019年)など比較的新しいことをしてきました。新しい挑戦は大事なことですが、一方で古典の作品を多くの方に楽しんでいただきたく、今回は古典の演目をベースにしました。

『白浪五人男』は“不良の話”「三池崇史さんからアドバイスがいただけたら」

 ―今作、監修を務める三池崇史さんから学ぶことは。

 監督は強面ですが見た目と違ってとても優しい方です。撮影をし、それを終えたスタッフの方々がビールを飲みながら「いい仕事をしたな」と思えるかどうかまで気遣われる方です。監督の作品には暴力的な映像も多いですが、それとは逆に監督の中にある優しさが作品から感じられます。監督には「クローズZERO」といった代表作がありますが、(クローズのように)『白浪五人男』も“不良の話”なのでいいアドバイスがいただけたらうれしいなと思います。

 ―今回、藤間勘十郎さんが演出します。

 勘十郎さんとは10年以上のお付き合いになり何度もお仕事をご一緒しております。音楽的センスが素晴らしい方です。宝塚歌劇などいろんな作品を演出してきた中で、脚本を読む力が、彼なりの世界観につながっていると感じます。私は、いつもは台本や演出に関わるほうですが、今回は全てをお任せしようと思っています。ロック音楽との融合の部分でもどのような演出をされるのかとても楽しみにしております。

 ― 一番見てほしいシーンは。

 まずは女装した『白浪五人男』の弁天小僧菊之助が女性(女装)から男性に変わる場面ですね。それから「どんたっぽ」という(歌舞伎の立廻り)音楽とともに屋根の上で立廻りをするクライマックスを見てもらいたいです。

六本木歌舞伎2022 『ハナゾチル』 (『青砥稿花紅彩画』より)

■東京公演
日程:2022年2月18日(金)~3月6日(日)12:00~、13:00~、16:30~、18:00~
会場:EXシアター六本木(東京都港区西麻布1-2-9)

■福岡公演
日程:2022年3月11日(金)~13日(日)12:00~、13:00~、16:30~、
会場:福岡サンパレスホテル&ホール(福岡市博多区築港本町2-1)
※問い合わせ:西日本新聞イベントサービス 
電話 092-711-5491(平日9:30~17:30)

■大阪公演
日程:2022年3月18日(金)~21日(月・祝)12:00~、13:00~、16:30~
会場:フェスティバルホール(大阪市北区中之島2-3-18)

料金:一等席14,000円、二等席10,000円
※未就学児入場不可

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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