単独DVD発売のアインシュタインにインタビュー! 福岡の印象は…。

 2020年4月に大阪から東京へ活動拠点をうつして以降、ますます人気コンビとして注目されるお笑いコンビ・アインシュタイン。TV番組や舞台でひっぱりだこの2人に、3月2日に発売されたばかりの単独DVD第2弾「アインシュタインDVDSTEIN2」についての話や大阪NSC時代の話など、よしもと福岡 大和証券/CONNECT劇場(福岡市中央区)で公演の合間に話を聞いてきました! ※撮影時のみマスクを外しています。

—DVDの見どころやおすすめポイントを教えてください。

河井ゆずるさん(以下、河井) 今回は2回に分けて東京と大阪の劇場で収録したのですが、会場の雰囲気などが少し違うので、その辺も楽しんでもらえたらと思います。収録されているネタ自体は、昨年(2021年)単独ツアー10か所を回った中でやったネタも入っています!

稲田直樹さん(以下、稲田) 知っている方もいるかもですが、僕前回のDVDではちょっと大きくネタを間違えちゃって…。そういうのもそのままDVDって残るでしょ。前回は8本のネタを連続で収録して最後間違えちゃったので、今回は大阪4・東京4で分けて収録することで間違えないようにしたんです。

(河井) で、結局最後の8本目間違えてね。
(稲田) そうなんです、4・4で分けても駄目だったんでね、そのあたりも見どころということで。
(河井) 間違えるのをコンビの色みたいにすなよ(笑)。
(稲田) 次は1本ずつの収録にしましょう。

—収録されている8本のネタでそれぞれお気に入りのネタなどありますか。

(稲田) 僕は全て愛しているのでね、絶対にネタに順位とかはつけないんです。ネタはわが子みたいなものなので、大家族のお父さんとか「この子が一番好きや」って言わないでしょ。それと一緒なんですね。だからまあ言うなら「ジョージ」ですね。
(河井) いや順番ついとるがな。
(稲田) そう、ジョージですね。かわいらしくてなんか不思議な雰囲気のあるネタです。
(河井) しっかりついとる…。

—(笑)。河井さんはこのネタということはありませんか?

(河井) そうですね、僕らが決めるというよりは、見ていただいた皆さんの中で決めていただければと思います。先入観なしで見ていただければ!

—ご自身のYouTubeチャンネル(アインシュタインのYouTubeシュタイン)で、特典に付くブロマイドの撮影の様子なども拝見しました。今回特典も豪華ですがそれにまつわるエピソードなどはありますか。

(河井) 今回ジャケットをロックバンドのWANIMAさんのジャケットデザインをされているデザイナーさんに描いていただいたんです。たくさん依頼が来ていらっしゃる方なので、その中に埋もれちゃってなかなか難しいかなと思っていたのですが、そのタイミングでWANIMAさんとお仕事をさせていただく機会がありまして。「全然別件で申し訳ないんですけど1回聞いてみていただけませんか」ってお願いしたらお返事いただけたので、(稲田が)ゾンビで僕は撃つ人でデザインしてもらいました。

(稲田) そのデザインに合わせて写真撮影もしたんです。僕はノーメイクでいけたんですけど。
(河井) いやがっつり肌緑やで。

—現在、吉本総合芸能学院(通称・NSC)福岡校では生徒を募集しているそうなのですが、お二人は大阪校出身。NSC時代の思い出を聞かせてください。

(河井) そうですね~僕と稲田は期が違う(河井26期、稲田28期)んですが、僕の同期は結構最初から本当に仲が良かったですね。今でもよく仕事の現場が一緒になることもありますし、現在活躍しているメンバーはほぼ毎日一緒にいたと思います。週8とか飲んでいましたから(笑)。1日2回集合とかね。

—なにか印象的な出来事などは。

(河井) 僕が、というよりは同期のバイク川崎バイクが、一番初めの授業の時にサングラスに近いぐらいの色が入った眼鏡をかけてきて、ちゃんと度入りの眼鏡だったのですが先生から「おいそのグラサンかけてるやつ立てぇ、なんやお前調子乗ってんのか」って(笑)。「その眼鏡度入ってんのか」って聞かれて、ちゃんと「入ってます」って言えばいいのにやたらドキマギして「は、入ってます」って言ってしまったせいで嘘ついたみたいになっちゃって、めっちゃ怒られていたのが印象深いです(笑)。

—稲田さんは何かありますか?

(稲田) 僕は不安も結構ありましたね。9月くらいから人前に慣れさすために、劇場に人を入れてネタをするっていうのがあるんです。それで僕、衣装という概念が当時全然なかったのもあって、ダウンジャケットを着たまま出ちゃって。しかも吉本の恐ろしいところはそれがしっかりデータで残っているので、とても恥ずかしい…。出そうと思えばいつでも出せるんですよね…。

—おふたりにとって同期という存在は。

(稲田) 同じ年度に願書出したやつら。
(河井) 冷た! 熱いコメント言うんかなと思って聞いてたら冷たぁ…。
(稲田) いやでも、仕事のことを相談したりできて助かっています。なんでも聞けるし経験値も高い同期が多いので。ほんま同じ年度に願書出してくれてありがとう。
(河井) いやいや急に冷たいて。僕にとってはそうですね、同期がいなかったら、単純に辞めてたやろうなと思います。ライバルとしてももちろん意識はしているので、最初の方はほんま「マジでスベれ!」って思ってましたし、でもこれもお互い様だと思います。お互いにネタやっているとき「まじでスベってくれ!」って思って見ていた。今はさすがにないですけどね(笑)。今ようやく、年に何回とかのペースで、昔先輩たちがやっていて「こんなん出来たらおもしろいやろなあ」って思ってたことを年の近いやつらとやれてるのがほんまに楽しいです。

—今後挑戦したいことは。

(河井) 去年もツアーできて、今年もまだ発表はできてないですが福岡も含めたさまざまな場所でライブができたらいいなと思います。
(稲田) うーん、河井さん名義で1曲歌が配信されているんですけど(「Sha-kedo~愛されるよりアインシュタイン~」2021年リリース)、セカンドシングルを…皮切りに。
(河井) 皮切りに!?
(稲田) アルバムを…。
(河井) 皮を切るのが早いって! セカンドシングルくらいでもうアルバムに皮切るのは早いやろ。2曲でアルバムとは言わへんやろ。

—YouTubeの企画など含めやってみたいことは。

(河井) 今は状況的になかなか外ロケがあんまり…。早くそういうことができたらいいなあとは思いますね。東京の吉本本社(新宿区)がね…薄暗~い会社でねえ…いいんですけどね…声もこもるしもう…(笑)。だからできれば外でロケしたいなと思います。

—福岡の印象などあれば教えてください。

(河井) 僕は大阪出身で、生まれも育ちも大阪なんですけれど、本当に福岡は雰囲気も近いというか、似たような県民性を感じます。人情味のある感じですね。あとは食に対するイメージとかも大阪と近い。「食いだおれの街」という感じ。むちゃくちゃ好きな場所の一つですね。ライブも含めもっと来ることができればなと思っています。

(稲田) 昔、アキナさんと和牛さんと僕らの3組でメンバーをシャッフルして旅行するDVD(「アキナ・和牛・アインシュタインのしゃっふるゆるゆる旅 のはずが… ~時間制限アリ!編~」2019年発売)で、秋山(賢太・アキナ)さんと水田(信二・和牛)さんと福岡に来させてもらったんですが、それが本当に人生で一番楽しかったんですよ。そういう思い出の土地なので、早く…コロナが落ち着いたら……また…来たいなっていうのと…うぅん…。
(河井) 思いついてないやん(笑)。いやもう「うぅん」の前から大分声小さくなってたし、終わんねやろなーと思ったけど。
(稲田) うーん、そうですね、すてきな街ですね~!
(河井) いやもうそれぐらいの感想やったらもうちょい前で終わっといてよかったがな(笑)!

アインシュタイン

(左・稲田直樹/イナダナオキ)
生年月日:1984年12月28日
出身地:大阪府
趣味:ルービックキューブ / レジ打ち / 制御盤の回路読み取り

(右・河井ゆずる/カワイユズル)
生年月日:1980年11月28日
出身地:大阪府
趣味:飲酒 / 映画観賞
特技:英語

 それぞれ別のコンビを解散し、ピン芸人として活動したのち2010年11月に結成。河井はNSC大阪校26期生、稲田は28期生で稲田が2期後輩にあたる。2016年「上方漫才協会大賞大賞」大賞、2018年「NHK上方漫才コンテスト」最優秀賞受賞。

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インシュタイン単独 DVD 第 2 弾!「アインシュタイン DVDSTEIN2 」発売中

約3年ぶり2作目の「アインシュタイン DVDSTEIN2 」では、2021年11月1日にルミネ the よしもと(東京)・11月4日なんばグランド花月(大阪)でのライブの模様を収録。最新のベストネタ漫才8本に加え、2021年に開催された10周年10か所ツアーに密着しながら、2人の生い立ち、アインシュタイン結成秘話など、このDVDだけの貴重なロングインタビューを特典映像として収録。

NSC福岡校2022年度入学生募集中
NSC福岡校では現在5期生を募集中です。
締め切りは4月30日(土)まで。詳しい募集要項などはNSCのHPで確認を。

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

好きな物:お酒とエンタメとスポーツ、コスメ。ものづくりと一人旅。好きな動物はカワウソ。好きな物を好きなように書いてみます! 主にインタビュー記事やホークス関係の記事を担当。

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