30代は転職や昇進などライフステージでの変化が多い年代。中には資格取得を目指す人もいると思います。でも他の30代の人はどんな資格をとっているのか気になりますよね。今回は資格取得に向けて試験を受験した265人にアンケートを実施。中でも30代の男女110人に焦点を絞って、どんな資格を取ったのか、その資格を取ってよかったことについて紹介します! 今後、資格取得を目指している人はぜひ参考にしてみてくださいね。
アンケート概要と回答者
情報:資格取得に関する調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年11月6日〜19日(14日間)
人数(男性・女性):20代〜60代の男女265人(男性82人、女性183人)
※30代男女110人(男性26人、女性84人)
1位 簿記(3・2級)(16人:14%)
種類
日商簿記検定(日本商工会議所)
全経簿記検定(社団法人全国経理教育協会)
全商簿記検定(財団法人全国商業高等学校協会)
年間試験回数
(1)日商簿記検定2級まで:年3回
(2)日商簿記検定1級:年2回
(3)全経簿記検定:令和4年度は4回実施予定
(4)全商簿記検定:平均年2回
- 「自分が携わる業務の意味を理解できるようになり、業務が進めやすくなった。オンラインで隙間時間に勉強できるので計画も立てやすかった」(30代女性)
- 「簿記の資格を取ったことで経理として転職できてよかったです」(30代男性)
- 「副業の帳簿を自力で作成できた」(30代男性)
- 「現在勤めている会社では2級建設業経理士の資格を取れば昇給があるので、その前段階の簿記3級を取って、建設業経理士の理解度が増した」(30代男性)
- 「子育て中の転職活動では、勤務時間や休みの取りやすさなど色々な制約があり、選択肢が少なくなりがちだが、資格保有者ということで、少し選択肢が増えた。また、年齢的にも体力が必要な仕事は避けたいが、簿記の資格があることでデスクワークの仕事を見つけることができた」(30代女性)
2位 医療事務(13人:11%)
種類
医療事務技能審査試験(メディカルクラーク®)
医療事務管理士技能認定試験
診療報酬請求事務能力認定試験
医療事務認定実務者(R)
年間試験回数
(1)医療事務技能審査試験:年12回
(2)医療事務 管理士技能認定試験:年6回
(3)診療報酬請求事務能力認定試験:年2回
(4)医療事務認定実務者(R):年12回
- 「転勤族なので、少しでも役に立ちそうな資格が取れて良かったのと、明細書によく目を通すようになって、受け身だけではなくなったことが自分には良かったです」(30代女性)
- 「まだ転職はしていませんが、転職に利用できる強みができたこと。通信受講は自分の好きな時間に学習を進められることが非常に効率がよかった」(30代女性)
- 「実際に勉強して資格を取れたことで、すぐに大学病院での仕事が決まった」(30代女性)
- 「転職、転々職に有利でした」(30代女性)
- 「実際に転職の際に役に立ち、時給もあがりました」(30代女性)
3位 保育士(8人:7%)
種類
保育士試験
地域限定保育士試験(一部地域のみ)
年間試験回数
年2回(筆記2日・実技1日)
- 「取った資格を利用して、転職することができました。勉強したことが子育てにも役立っています」(30代女性)
- 「まだ仕事についたわけではないが、今後について考えるときに、いつでも働けるという気持ちの余裕ができた」(30代女性)
- 「保育園で社員として働けるようになったので良かった」(30代女性)
- 「就職相談の窓口でも保育士は求人がある方だと言われたこと。実際に希望する条件での求人も少なくなかったこと」(30代女性)
- 「コロナの中でも求人が多数あり主人が仕事がなくなっても働けたので助かった」(30代女性)
転職に有利になるため
資格取得の目的を転職と紐づけている人は非常に多い印象です。30代は今の職場に残るか別の新境地に行くかを選択するターニングポイントになる年代。転職や今後の自分の選択肢を増やしたいという動機が多いですね。
正社員になるため・昇給のため
現職に残る選択をした人は資格取得で「正社員になる」「昇給」を目指す人も多かったです。30代はその後の人生の身の振りを一回立ち止まって顧みる年代なのかもしれませんね。
今回のアンケート結果:取得した資格(人数順)
まとめ
今回は資格取得に焦点を当てて30代の男女110人の取得資格と資格取得メリットについての口コミを紹介しました。30代は社会に出て10年ほど経ち、今後の自分自身の進路を立ち止まって考える世代。「残るなら今よりもっといい立場に!」、「移るなら今よりもっといい待遇で!」こんな時に資格取得は魅力的に見えるのでしょう。今後、資格の取得を考えている人はぜひ参考にしてみてくださいね。