終活やお金…将来に向けてこの春から考えてみませんか?【生活の窓口相談事例】

 春は新しく取り組みを始めるにはいい季節です。環境が変わる方も多いと思いますので、気持ち新たに日々の生活のこと、将来のことを考てみると良いでしょう。なかなか手が出せずにいた将来の心配事の解消に向けて、取り組んでみてはいかがですか。

目次

エンディングノートを書いてみる!

提供:写真AC

 将来のために終活を進めたい方に、まずオススメの取り組みは「エンディングノート作成」です。最近は、世代を問わず作成されてる方が増えてきました。

 エンディングノートは市販で販売されていたり、役所等で配布されていたりもしますが、「エンディングノートの項目は、すべて埋めないと意味がないのでしょうか?」と心配になって、相談に来られる方もいらっしゃいます。

 エンディングノートは、「全部書こうとしないこと」が有効に活用できるコツです。「全ての項目を記入しなくては!」と思い、必死になって完成させようとすると、モチベーションが続かず、途中で辞めてしまう方が多いのが実態です。エンディングノートは、「完成」よりも「継続」することが大事なのです!

 継続的に記入をしていくことで、すでに準備できていることやご自身が大切にしていること、家族とこれから話し合いが必要なこと、専門家に相談した方がよいことなどが、浮かび上がってきます。

 一方で、優先的に書いておいた方がよい項目もあります。その一つが、「口座を開設している金融機関」です。

 これまでは、預貯金の通帳が冊子で存在していましたので、ご家族も「どの金融機関に口座があるか」を冊子の存在で把握することができていました。ですが、ネット銀行なども出てきてデジタルの通帳が当たり前になったり、通帳の発行に手数料が必要になる金融機関も増えてきています。

 万が一に備えて、まず「金融機関」の項目から、エンディングノートを始めてみても良いかもしれません。

マネープランを見直してみる!

 春はライフステージが変わるタイミングでもあります。子どもが進学したり、転職や退職で生活スタイルが変わったり…毎月のやりくりも、今までと同じようにはいかないかもしれません。こういった変化は、お金の付き合い方を見直すいいタイミングです。

 ある相談者様は、ご自身が金融機関で運用している投資信託が気になり、相談に来られました。

 運用自体は、相場の状況が良いこともあり、ある程度満足されています。利益は出ているのですが、そもそも何の目的で運用を始めたかがはっきりしておらず、このままにしてよいのか心配のご様子でした。

 お話をしてみると、今年からお子さんの手も離れて、学費もかからなくなったようです。ただ老後の資金について、なんとなく不足しないかという不安をお持ちでした。

 そのため、現在の運用を老後資金として、運用していくことになりました。「老後のため」という目標がはっきり決まったので、運用内容も積極運用から、守る運用に変更されるようです。

 今まで継続していた貯蓄や運用も、都度自分の将来のイメージと合致しているか、見直しをしていくことが大切です。ぜひこの機会に考えてみてください。

 生活の窓口でも、様々なご相談をお受けしています。

西日本新聞ライフコンシェルジュ「生活の窓口」

電話:092-752-8150(平日10時~17時)
メール:mado@nishinipon-np.jp

※この記事内容は公開日時点での情報です。

目次
閉じる