【10月2日はトーフの日!】豆腐マイスター直伝。とうふの魅力と簡単時短レシピ

 10月2日はとうふ(トーフ)の日です。もともと日本人の食卓の一品としては定番ともいえる食品ですが、高タンパク低カロリーで栄養価が高いことなどから「ヘルシー」という点でも近年再評価されています。そんなとうふの魅力と、超簡単&時短で楽しむ方法をいくつかシェアさせていただきます!

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美味しく、健康食としても注目を集めるとうふ。

 最近、欧米が特に先行してますが「肉」の代わりに「大豆」をつかった「代替肉」が広がりを見せています。「畑の肉」といわれる大豆の需要は日本でも高まっていて、大手コンビニやスーパーなどに「ソイミート」「大豆ミート」といった商品が増えているようです。  日本で「大豆」を原料とした食品といえば古来より食卓に並んできた「とうふ」。日本人にとって元来身近なものでしたが、特に最近はその健康的な側面が注目を集めているようです。  実は私、一時期仕事でとうふについて色々と勉強した時期がございまして、素人ながら「豆腐マイスター」たる資格を取得したりもしました。そんな私から僭越ながらとうふの魅力をいくつかご紹介させていただきます。

出典:ヤマナカリョウ

とうふは大豆の栄養成分ががっつり移行している。

 とうふの原料は前述のとおり大豆です。大豆は「畑の肉」といわれるように良質なたんぱく質や資質の含有量が多く、栄養価の高い食品です。その他にもミネラル、ビタミンなど「機能性食品」としての成分も多種含まれていることが解明されています。とうふはこの原料大豆を、磨砕・過熱して、絞った豆乳を凝固させてものなので、搾りかすである「おから」に残るもの以外、大部分の栄養成分が移行します。

とうふは消化吸収が抜群!

 大豆は栄養価が高い一方で実は消化にはあまりよくない食品といわれてます。これが「とうふ」に形を変えると、消化吸収率が92~98%と極めて高くなると言われています。つまり消化の良くない「大豆」の栄養成分をしっかりと吸収できるように加工されたものが「とうふ」とも言い換えることができそうです。

【高タンパク低カロリー】の優秀食材!

 とうふは一般的に低カロリーな一方、人間の3大栄養素のうち特に良質なたんぱく質と脂質に富んだ食品といわれています。  例えば木綿豆腐一丁(300g)のたんぱく質(19.8g)をほかの食品で採ろうとすると・・・    〇若鶏皮付きもも肉 1/2枚(122g)  〇鶏卵3.4個(161g)  〇ヒラメ(天然)1切れ(99g)  〇ごはん茶碗6杯(792g)            【一般社団法人全国豆腐連合会調べ】  このことからもとうふがいかに高たんぱくな食品かわかると思います。肉類もたんぱく質は豊富ですが、脂質やコレステロールも多く含まれているため採りすぎには注意が必要。その点、とうふはコレステロールがゼロという点も、健康食品として優秀といわれている所以です。

ダイエット食材としても優秀

 上記をはじめとした理由より、とうふはダイエット食品としても効果的といわれています。もちろん他の食材とのバランスをとることが前提で、とうふに関わらず過度に一つの食品に依存するダイエットはよろしくないとは思いますが、ダイエット生活のサポートにはもってこいの食材ではないでしょうか。  実は私自身、とうふを熱心に勉強していた時期、とうふ(あとは納豆やおからなどの大豆製品)を毎日積極的に食べていたところ、結構な減量効果があり、健康診断の結果も改善した経験がありました。(私の場合、そもそもの食生活が乱れていたこともあったので、あくまで個人的な経験です!)

とうふを使った簡単&時短レシピ

 とうふを使ったレシピは様々ありますが、とうふの一つの良さは少しのアレンジで超簡単に食卓の一品ができあがるとこだと思います。ここではレシピ、というほどでもないですが、簡単に楽しめるとうふの食べ方をいくつか紹介します。

とうふはやはり冷奴で!いろんなトッピングを楽しもう。

出典:ヤマナカリョウ

 とうふの最もメジャーな食べ方は冷奴ではないででしょうか?ただ冷奴の食べ方ひとつとっても意外とひとそれぞれだと思います。醤油が定番だとは思いますが、そこにちょっと薬味を加えたり、なにか乗っけたり。などと考えると意外と「冷奴×OO」の幅は広く、考えるのが楽しくなります!  最近、一口大くらいの小さなとうふがスーパーによく並んでますが、それに色んなトッピングを試してみたのが上の写真。左手前から・・・・ ①岩のり+一味唐辛子 ②生ハム+オニオンスライス ③アンチョビ&パセリ ④なめたけ&ネギ ⑤ツナ&コーン ⑥きゅうり+もろみ  その他にも、組み合わせは無限!家族でアイデアを出しながら作ってみるのも楽しいのではないでしょうか?

胃が重い日もさっぱりおいしい!とうふ丼

出典:ヤマナカリョウ

 30代後半ごろから前日のお酒がなかなか抜けず、胃が重たい・・・しかし朝はなにか食べなければ・・・というシチュエーションが増えたのですが、そんなときよく食べるのが「とうふ丼」です。  これも基本「とうふと薬味をごはんにぶっかける」というレシピとも呼べないものですが、私の好きな組み合わせは下記です。 ① 薬味は細かく切り刻んだ「みょうが」「長ネギ」「たくあん」 ② ①にゴマをくわえて、とうふ(絹かおぼろ)をつぶしながら絡める ③ ②を熱々のごはんにのっけて、醤油(できれば出汁醤油)とほぐした焼きのり、調子がいいときは   温泉卵をのっけて完成!  さっぱりしているので、すいすい入ってきますよ!

絹とうふでクロックムッシュ風

出典:ヤマナカリョウ

 こちらは少し変わり種ですが、つくり方は簡単。 ① 絹とうふとチーズ、オリーブオイル、塩少々をボールに入れてペースト状になるまで混ぜ合わせる(なんとなくの目分量です!味見しながら仕上げてみてください!) ② 厚めの食パン2枚に切り込みを入れ、表裏に①をたっぷり塗ります。 ③ ②にハムをはさみ、さらにチーズをかけてトースト。  これも朝からでも簡単にできつつ、本来のクロックムッシュよりはだいぶヘルシーではないでしょうか?

まとめ

 日本の伝統食とうふは健康食材として今、世界でも注目を集めているそうです。身近すぎて当たり前に食べている食品ですが、「10月2日 トーフの日」ということで、私たちもあらためてその価値を認識するのも良いのかもしれません。とうふを食べて健康的な食卓を!

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

惑える40代。飲み歩き・食べ歩きをこよなく愛し「酒ダルマ」と呼ばれるも、40代にして守りに入りやや健康志向。基本ミーハー、浅く広くカルチャー全般に興味。

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