このコーナーでは、ワインバー・ラタフィア(福岡市中央区)のオーナーソムリエであり、日本ソムリエ協会福岡支部 支部長の吉村智美さんに聞いた、ワインに関する夜話をお届けします。今回のテーマは「かきとワイン」です。
目次
フランスのワインとかきのペアリング
フランスでは、一年中生がきが食べられます。フランスの昔ながらのかきは丸くて、「ブロン」と呼ばれ、主にブルターニュ地方で食べられます。
ボルドー近辺のかきは、日本から来たヒラガキの船形です。高級なかきの中には、青いプランクトンを食べ、かきの口の部分がエメラルドグリーンになった「緑がき」と呼ばれるものもあります。
レストランではキャビアが添えられ、シャンパーニュと一緒にいただきます。ボルドーでは、赤ワインビネガーとエシャロットのソースや、バターとライ麦パン、それから小さなソーセージを、地元のソーヴィニヨンブランの白ワインと共にいただきます。
この季節、糸島のかき小屋では新鮮な焼きがきが楽しめます。ぜひ、爽やかなボルドー地方の白ワインと共にお楽しみください。
ソムリエ プロフィール
吉村 智美
ワインバー・ラタフィア オーナーソムリエ 日本ソムリエ協会福岡支部 支部長 アンスティチュ・フランセ九州 ワイン講師
ラタフィア
住所 福岡市中央区薬院2-4-39 1階
電話 092-732-9702
営業 19:00~24:00 火曜休