「なんでこんなとこ切ったんだ」背筋が凍る医師の一言! 恐怖の手術

 10年以上前、私は顎の激痛に悩まされていました。その痛みの原因を取り除くために行った手術と、医師の一言。それは私にとって忘れがたい思い出になりました。病院嫌いな私の衝撃の体験を聞いてください。

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顎の下の痛みが続く

写真AC

 当時、私は1週間以上も顎の下の痛みに悩まされていました。
 唾や食べ物を飲み込む度にズキリと走る激痛。でも病院が嫌で受診しませんでした。しかし、ついに舌を動かすだけで激痛が走るようになり、耐え切れず病院に駆け込みました。

 駆け込んだのは内科。顎下のしこりに、扁桃腺が腫れていると思ったからです。しかし医師から告げられたのは
 「口腔外科を紹介する」との言葉。いくつかの候補の中から私は近所の総合病院への紹介をお願いしました。

「ちょっと切って取っちゃおう!」

 総合病院は古びた建物で、昼夜を問わず薄暗く、白壁が黒ずんで見える… そんな病院でした。その中でも口腔外科は一番奥、特に暗い場所にありました。

 名前を呼ばれ診察室に入ると、そこにはたっぷりとした体に、真っ白でアインシュタインのようなフワフワ髪の初老の医師が。

 「顎下のしこりだってぇ?」医師はラフな話し方をする人でした。
 「レントゲン撮ってきてぇ」ニコニコと送り出され、撮り終え戻ると
 「唾石あるね。ちょっと切って取っちゃおう!」原因が唾石(唾石症:唾液を作る唾液腺や唾液が通る管に石が出来る病気)と判明し、とんとん拍子に翌日に手術することが決まりました。

 私はすぐに手術日が決まって、かえって気が楽になりました。痛みと手術の恐怖を抱えて何日も過ごすより良いこと。日帰り手術ということ。そして何より
 「ちょっと切るだけ」と言われ、“ちょっと” の響きに気持ちが慰められたのです。

にぎやかな手術

写真AC

 前日見かけた女性を助手に、手術が始まりました。麻酔前から恐怖で目が開けられない私の上で、スタートと同時ににぎやかな会話が始まります。器具の指示から昼食のお弁当まで。私に会話を楽しむ余裕はなかったものの、それでも端々が記憶に残るほど終始にぎやかでした。
 最後に医師から
 「痛み止め必要?」と笑えない言葉が飛び出しつつも、手術は無事終わりました。

 帰宅した後、口の中をのぞく勇気は私にはありませんでした。痛み止めが効くまで、ずくりずくりと脈打つように痛む顎。
 好奇心旺盛な母に頼まれ口を開くと、覗き込んだ母は一言
 「これでちょっと? すごい縫ったのね!」と言ったのです!

医師から衝撃の一言

 ついに抜糸の日。術後数日は顎下が赤く腫れ、その後も舌に当たる糸の違和感で寝不足が続いていた私は、もうフラフラ。抜糸が終われば眠れる… と思い目を瞑りました。

 抜糸開始直後、医師の声が聞こえました。
 「あれ? なんでこんなに縫ったんだろう? どうしてだろう…」その言葉に、「まさか必要以上に切った?!」と衝撃で頭が真っ白になりました。私の頭の中を、術後痛みに苦しんだ時間と、母の言葉が駆け巡ります。

 「スッキリして良かったね」という医師の言葉に見送られて帰りましたが、抜糸中の医師の言葉が気になり、また私は眠れなくなったのでした。

 翌月、地元の友人に手術の話をしました。すると病院名を言った途端、友人が言ったのは
 「あそこ行ったの? ヤブなのに?!」地元ではよくない評判の科だったようです…。衝撃を受ける私に、また眠れない日々が待っていたのでした。

 医師の一言の真意も、噂の信ぴょう性も、今ではわかりません。
 しかしこの経験から、病院に関してはしっかり情報を集めることが重要だと学んだのでした。

(ファンファン福岡公式ライター / aki)

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