10分ほどの手術で白内障も老眼もクリアに【川原眼科】

 加齢とともに衰える「見え方」を、もう年だから…と、あきらめていませんか。治療対象の年齢が年々下がっているという「白内障」や、近視矯正手術「ICL」について、「川原眼科」の川原周平院長にお聞きしました。

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【眼科専門医】川原眼科 川原周平先生

 長崎県出身。九州大学医学部卒業。九州大学病院、国立病院機構小倉医療センターなどで研鑽を積み、2016年「川原眼科」を開業。白内障や緑内障をはじめ、網膜硝子体手術など専門的手術療法を得意とし、福岡県外からも患者が訪れる。

白内障の原因の9割は加齢。だからこそ治療は早いうちに

  眼球の水晶体が、何らかの原因で濁る「白内障」。濁った水晶体ではうまく光が通過せず、ピントが合わせづらくなることで徐々に視力が低下したり、目がかすんだりする疾患です。痛みがないため、受診しない方もおられます。当クリニックを訪れる白内障患者の9割以上が「加齢性白内障」で、その他は糖尿病やアトピー性皮膚炎の合併症として発症する「併発白内障」、薬の副作用で起こる「薬剤性白内障」などわずかです。平均寿命が伸び続ける今、白内障治療は決して珍しいものではなく、早期の受診を強くおすすめしています。

 軽症の方や若年層に対しては点眼薬もありますが、それらは治療ではなく、症状の進行を遅らせるだけのもの。根本治療は「濁った水晶体を取り除いて人工レンズを入れる」というシンプルな外科的手術です。生涯一度で済み、手術時間はわずか10分ほどで、基本は日帰りです。

日々進化する白内障治療。10分ほどの手術で老眼も解消

 さらに、その人工レンズを「多焦点眼内レンズ」にすれば、遠・近両方にピントが合うようになるので、老眼も解消。広くピントが合うので、当院の白内障手術患者の1、2割は多焦点眼内レンズを選択されます。また、多焦点眼内レンズで起こりがちな「ハロー・グレア現象※」を心配される方もおられますが、それらを低減する人工レンズも開発されています。

 このように眼科治療の進歩はめざましく、早期手術することで「生活の質」は向上し、心身ともに若返る患者さんも多く見てきました。ご家族との連絡にスマートフォンやパソコンなどを使う方も増えていますね。しかし白内障を放置し、見えにくくなることで、コミュニケーションや社会活動がおっくうになり、鬱気味になったり認知症の誘因になったりする可能性もあると言われています。目がかすむ、まぶしいなど、「今まで感じなかった違和感」に気がついたら、放置せず、まずは専門医に相談しましょう。
 
 ※見えている光の周りにリング状のもやを感じる現象を「ハロー現象」、ぎらぎらした光が伸びるような、まぶしく感じる現象を「グレア現象」という

ブルーライトカットメガネは、有効どころか近視が進む可能性も

 網膜にピントが合わず、近くのものは見えても遠くはぼんやりとしか見えない「近視」に悩む人が、年々増えています。遺伝的な要因や環境など、原因はさまざまですが、「暗いところで本を読むと目が悪くなる」と言われていたような理由では、視力は落ちないというのが現在の定説です。

 近年の論文で、太陽光に含まれる「バイオレットライト」という波長の光を浴びることが、近視抑制効果に繋がると発表されています。逆に、子どもの頃十分に外遊びをしなかったり、眼精疲労を防ぐと謳われながら、その科学的根拠はないとされるブルーライトカットレンズのメガネを長時間かけたりしていると、まるで生活習慣病のように近視が進む可能性があります。

災害時や就職時に痛感する「メガネなしで見える」大切さ

 近視に悩む人たちが注目する近視矯正手術「ICL」(眼内コンタクトレンズ)。小さなレンズを虹彩と水晶体の間に移植することで裸眼視力を回復させ、近視だけでなく乱視も矯正します。広く知られる「レーシック」は角膜を削るため、一度手術をすると元には戻りませんが、ICLは目に入れたレンズを外して元の状態に戻せます。また、レーシックは術後若干の近視の戻りがあったり、ドライアイに悩んだりする方もいますが、ICLにはそれがありません。コンタクトレンズのような手入れも交換も必要なく、「起きた瞬間から寝るまで」裸眼で生活できます。

 このようにメリットが多く、世界的にも症例数は増えており、日本でも急速に普及してきています。しかし、切実に裸眼視力を向上させたい方は多く、例えば潜水士やパイロット、自衛官などの採用試験のために裸眼視力を上げたい人、ボクシングなどハードな動きに対応したいアスリート、さらには災害時にメガネを無くし、見えないことで大変な思いをしたという方など、手術を決意する理由はさまざまです。

 手術はおよそ10分、術後1時間ほど安静にするだけの日帰り治療が可能です。近視の進み具合が不安定な10代の手術は現在対応しておらず、日本では20歳から手術が可能です。就職など進路にも影響を与える視力。「見える」を手に入れて、もっと生活の質をアップしませんか。

遅かれ早かれ発症する白内障。だからこそ早め早めの受診を

 これまで白内障患者は70~80歳代がメインでしたが、いまは60代からの受診が増えています。病気の低年齢化が進んだわけではなく「手術をして白内障だけでなく近視や老眼も治るなら」と、治療を決意する方が増えたためです。難しい手術ではありません、ぜひご相談を。


※この記事内容は公開日時点での情報です。

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