子育てとフリーランスの仕事、どう両立してる?

 子持ちフリーランスの難しいところは、子育てと仕事のバランス。子どもとの時間を確保したいのに仕事が終わらない、ということは多々あります。でも大丈夫。困っている時こそチャンス! 逆転の発想がうまくいくかもしれません。

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子育てを優先したいから、時には徹夜で仕事を

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 私は小学5年生の息子、小学2年生の娘のママです。今は在宅フリーランスとして働いています。  フリーランスの働き方は千差万別、いろいろなケースがあると思います。私の場合、外出はほどんどなく、納期さえ守れば作業時間は自由。ただ、仕事が発生するタイミングは取引先の都合次第なので、仕事量の調節が難しく、忙しい時期は週に3日以上徹夜をすることもあります。  徹夜明けで、子どもたちの朝食や弁当を作り、学校へ送り出したら仕事再開。昼過ぎに少し仮眠を取り、午後の仕事、学童の迎え、翌日の学校の準備、ということもザラです。  子どもが家にいる時は、できるだけ子どもに目を向け、余裕をもって接したい。だからこそ徹夜して仕事を前倒しに進め、時間を捻出しています。納期に余裕がある時は良いのですが、ギリギリの時にはそうもいかず、体力的に難しい時もあります。

困った時の合言葉

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 わが家には、合言葉があります。それは「ごめん! 協力して!」。何気ない言葉のようですが、よく考えてみると、口にすることの少ない言葉だと思いませんか? だからこそ、あえて声に出して言うことが大切だと思っています。  この言葉は私の場合、「今は仕事を優先させてほしい」という意味。あるとき困り果てて発したのが最初でしたが、今ではすっかり定着しました。夫、息子、娘に家事や学校の準備を頼み、それぞれができることをしている間に、私はひたすら仕事を進めます。  ずっと共働きのわが家では、洗濯物や掃除、食器の片付けなどは後回しでも問題ない!と割り切っているので、フォローしてほしいのは、食事の支度がメイン。普段から多めにレトルト食品や麺類などを用意してあり、各自が好きなものを選んで作ります。  息子と娘にとっては、ママに頼られることが案外うれしいようで、はりきって食事の支度をすることが多いです。自分の好きなメニューにできるのも楽しいようです。  最近では息子の料理スキルが上がってきて、“脱レトルト”の方向に進んでいるのがうれしい限り。時には「ママが仕事してくれないと困るから、今日のご飯は僕が作るよ」と言うまでになりました。ミートソースを手作りしてくれた時には、とても感動しました。

子どもに頼ることが、子どもの成長につながるかも?

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 以前の私は、自分が子どもを支える側だと思っていましたが、今は逆に夫や子どもに支えられているからこそ、仕事と子育てが両立できているのだな、と感じています。  息子も娘も、自分にできることは何か、できないことは何か、困ったときには協力し合う大切さなど、だんだんと理解できるようになっています。  「自分はママに頼られる存在なんだ!」と思えたからでしょうか。他の行動にも自信が付いたようで、良い影響だと思います。  また夫が子どもの学校の準備を手伝う機会が増えたことで、学校の話題に入れるようになり、家族の会話が多くなりました。  フリーランスという働き方は、どれだけ調整しても、子どもと過ごす時間に仕事が重なってしまうことが発生するものだと思います。私たち家族は「ごめん! 協力して!」を合言葉に、これからも頑張ろうと思います。 (ファンファン福岡公式ライター/くつな)

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