姉弟でこんなに違うとは… 慣らし保育に個性アリ!

 わが家には、現在4歳の娘と2歳になる息子がいます。共働き世帯のため、子どもたちはそれぞれ満1歳の誕生日を迎える月に保育園へ年度途中入園をしました。保育園に入るとまず待っているのが慣らし保育。通常、慣らし保育の期間は2週間~1カ月ほどと聞いていましたが、性格が真逆の娘と息子では慣らし保育にかかった時間が両極端でした。今回は、姉弟であまりにも違った、個性あふれる慣らし保育をご紹介します。

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娘の場合 職場復帰ギリギリまでかかった

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 生後5カ月の頃から激しい人見知りをして、後追いも壮絶だった娘。保育園に入れるのには一抹の不安がありましたが、その不安はやはり的中しました。

 初めての登園では泣きながら私から引きはがされ、1時間後に迎えに行った時には泣きながら抱っこをせがみ「私を置いてどこへ行ってたのよ!」と言わんばかりに胸をポカポカと叩かれました。その様子を見て、娘には申し訳ないなと思いながらも、思わず笑ってしまったことを今でも覚えています。

 担任の保育士さんは、慎重派の娘に合わせて数日経ったらお迎えを1時間延ばし、更に数日後にはもう1時間延ばし、次は給食を食べてから… といった具合に少しずつ保育園で過ごす時間を増やしてくださいました。そして通常のお迎え時間まで保育園で過ごせるようになったのはほぼ1カ月後。私の職場復帰の期日が目前に迫っていたので少々焦りましたが、何とか慣らし保育を終了し通常保育へ移行する事ができたのです。

 それでも朝は泣きながら私にしがみつき、保育士さんに引きはがされて登園するという毎日でした。

息子の場合 最短の期間で慣らし保育を終えた

 娘の2年後、今度は息子が娘と同じ保育園に入園する日がやって来ました。娘とは正反対で、人見知りも後追いもなく誰にでもニコニコ笑顔を振りまく赤ちゃんだった息子。慣らし保育初日も全く泣くことなく、スッとクラスの輪の中に入っていきました。あまりにもあっけなく離れていったので、逆に私が寂しい気持ちになったことを覚えています。お迎え時もケロッとした様子で保育士さんとバイバイしていて、息子の適応能力の高さに驚きました。

 その後も順調に保育時間が伸びていき、なんと2週間後には通常の保育時間に! 毎朝泣く事もなくスッと母から離れていき、迎えに行った時にはニコニコしながらヨチヨチ歩きで近付いてくる息子。園でもすっかりリラックスした様子で給食をモリモリ食べ、しっかりお昼寝をして沢山遊んでいますよ、と保育士さんからも太鼓判を頂きました。

子どもの性格が慣らし保育にも影響する?!

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 結局慣らし保育にかかった期間は、甘えん坊で慎重派の娘は1カ月、陽気でフレンドリーな息子は2週間でした。こどもの性格でこんなにも変わるなんて予想していなかったので、正直とても驚きました。と同時に、それぞれの子に合わせたペースで慣らし保育をすることの大切さを実感しました。

 娘はこの春から年中さんですが、いまだに毎朝園の玄関前で私にしがみつき
 「ママがいい!」と駄々をこねています。一方の息子はイヤイヤ期の真っ只中ですが、相変わらずクールにサラッとクラスの輪に入っていきます。同じ親から産まれたのにこんなにも性格が違うなんて、本当に驚きです。

 これから保育園に入園予定のお子さんがいらっしゃる方は、慣らし保育期間は余裕をもって、できれば1カ月くらいは用意しておくことをおすすめします。

 (ファンファン福岡公式ライター / はる)

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