最近は、博多弁を使わない若者も多いですが、おいしゃん(おじさん)には、まだまだ“濃い”博多弁を使う人が多くいます。博多華丸大吉さんの漫才でもよくテーマになりますよね。今回は、そんな博多のおいしゃんがよく使う博多弁を紹介します!
~くさ
社会人になって衝撃を受けたのは、会社に「くさくさおじさん」がたくさんいることでした。 匂いが臭いのではありません。恐らく無意識に、語尾に「くさ」を付けて話してしまうおじさんのことです。博多弁の「くさ」は、「~ね」、「~さ」など、特に意味はないけれど語尾につける言葉です。 「あのくさ、昨日の話の続きやけど(あのね、昨日の話の続きだけれど)」 「家のくさ、庭にくさ、犬小屋があるとばってんくさ(家のね、庭にね、犬小屋があるんだけどさ)」 慣れれば、かわいらしくさえ聞こえるのですが、最初は「くさ」の連発に驚いてしまいました。
こわる
「こわる」は「(筋肉が)痛くなる」という意味です。 「昨日ゴルフに行ったけん、足がこわっと~(昨日ゴルフに行ったから、足が筋肉痛になったよ~)」 「笑いすぎたけん、顔のこわっとうったい(笑いすぎたから、顔の筋肉が痛いんだよ)」 決して、顔が怖いのではありません。「肩がこわる」とはあまり言わないので、「凝る」というニュアンスとは微妙に違います。普段使わない筋肉を使って筋肉痛になった時に使う博多弁です。
てれんぱれん
「てれんぱれん」は、「だらだらした様子」という意味です。似たような言葉に「てれっと」もあります。 「てれんぱれんせんと、さっさと片付けり(だらだらしないで、さっさと片付けなさい)」 「てれっとせんで走らんか!(だらだらしないで、走りなさい!)」 福岡の小学校や中学校に通っていた人ならば、先生からよく言われていたのではないでしょうか。
ぼてくりこかす
少々物騒な言葉ですが、「ぼてくりこかす」は、怒った時に使う「めちゃくちゃ殴って倒すぞ!」という脅しのような意味です。こかす=転がす、倒すのニュアンス。「くらす」も似たような博多弁です。 「もうぐらぐらこいた! ぼてくりこかすぞ(もうめちゃくちゃ怒った! ぶん殴って倒してやる)」 「きさん、くらすぞ。(あなた、ぶん殴るぞ)」 血の気の多い博多っ子が、よく使う印象があります。お酒を飲んで、議論が白熱した時にもよく耳にします。
博多弁にはまだまだ種類があるので、ご紹介したいと思います。 皆さんがよく使う博多弁、知っている「福岡あるある」があれば、ぜひ #あるある福岡 をつけてTwitterに投稿してください! あなたの投稿が紹介されるかもしれません。
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