ギネス記録保持のからくり人形師が九州芸文館で初の写真展を開催

 福岡県八女市黒木町を題材にした写真展「郷(きょう) home」が11月13日(金)~15日(日)、九州芸文館(福岡県筑後市)で開催されます。同市在住のからくり人形師・森音広夢さんと写真家・竹下和輝さんの作品が展示されます。

目次

福岡県黒木町の里山の日常をモノクロームの世界に

出典:Atelier66

 新型コロナウイルス禍の中で、からくり人形の材料の確保も難しくなった森音広夢さんは、八女市の荒廃した茶畑を整備し、製茶をする日々を送っていたといいます。  そこで茶畑のある人里の風景を毎日見た森音さんは、「日常が当たり前にある時間がなんと幸せなことか」と思い、モノクロ写真で黒木の里山を撮ることに。デジタルカメラとフィルムカメラ両方で撮影しました。  会場は、筑後市の九州芸文館。展示会当日は森音さんが実際に栽培した八女茶の試飲もできる予定です。

出典:OFFICE POCO FUKU
出典:OFFICE POCO FUKU

◆森音広夢さん プロフィル  1975年京都府生まれ。日本に3人しかいないからくり人形師の一人。木製歯車を使用したからくりから、金属歯車を使用した和時計まで、仕掛けのあるものを得意とし、芸妓の使う帯留めやかんざしなども制作、販売をする。それらには蒔絵(まきえ)、彫金、螺鈿(らでん)、象嵌(ぞうがん)など全て自身で施している。現在福岡県八女市で工房、Atelier66を構える。銀座松屋、京都ハイアットリージェンシーホテルなどで個展を行う。からくり人形師のほか仏師、極彩美術工芸家、翻訳家、スポーツジャーナリストとしても活動。世界最小のテディーベアー(0.8mm)のギネス記録を保持する。Carver’s comp準グランプリなど多数受賞。LEXUS NEW TAKUMI PROJECTにも参加した。

出典:OFFICE POCO FUKU
出典:OFFICE POCO FUKU

◆竹下和輝さんプロフィル  広島県広島市出身。20代の頃から名古屋の女子大小路地区や福岡市の親不孝通り等を中心にストリートシーンを撮影。ブランドのカメラマンを務める。2016年「筑後アート往来2016」の現場統括を務め、アーティスト・イン・レジデンスのために訪れたアーティストと地域をつなぐコーディネート、作品制作のサポートを担う。映像作家としては展示会のプロモーションビデオを製作。「橙プロジェクトvol.1 いのちきらり『はじまり』のまつり」に熊本地震を題材にした映像作品「献花」を提供。京都、広島、北九州で上映された。福岡県八女市のふるさと納税の返礼品を撮影するなど、商業カメラマンとしても活動中。その他、youtuberの動画撮影や企業のプロモーション動画、研修動画の編集等にも携わる。日本財団による避難所及び在宅被災者へのアセスメント調査等災害支援のプロジェクトにも多数参加。

写真展「郷(きょう) home」

日時:11月13日(金)~15日(日)9:00~21:00 ※最終日は18:00まで。 場所:九州芸文館 アネックス1 教室工房B(福岡県筑後市大字津島1131) 料金:無料 出展者:森音広夢、竹下和輝 主催:Atelier66 共催:OFFICE POCO FUKU 機材協力:コシナ 問い合わせ:OFFICE POCO FUKU 電話: 090-6839-7261(竹下)

「郷(きょう) home」イベントページ

施設名:九州芸文館
住所:福岡県筑後市津島1131

※記事公開日:2020年11月9日

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

ファンファン福岡(fanfunfukuoka)は、街ネタやグルメ、コラム、イベント等、地元福岡・博多・天神の情報が満載の街メディア。「福岡の、人が動き、人を動かし、街を動かす」メディアを目指しています。

目次