お家時間が長くなると、より快適に過ごすために「持ち物を整理したい」と感じた方は多いのではないでしょうか。お部屋を占めるモノのなかでも、数が多いアイテムが「洋服」。すっきりとしたお部屋づくりをめざすなら、洋服の整理は避けては通れませんよね。今回は、すっきりと美しく見える「洋服収納のアイデア」をご紹介します。
「服選び」を楽しくする収納って?
ショップで服を選ぶ時のように、お家でも楽しく着る服を選べたら…そう思ったことはありませんか。服収納は、すっきりと美しいのはもちろんですが「選ぶ楽しさ」を感じさせてくれたらもっとお家で過ごす時間が心地よくなりそうですね。 服選びを楽しくする収納、それは「選びやすく目にした時に嬉しくなるような収納」ではないでしょうか。これからご紹介するアイデアは、きっとそんな気持ちを叶えてくれるはずですよ。それでは、服収納が上手くいくポイントをひとつずつ紹介します。
服収納が上手くいく4ステップ
ステップ1:持っている量や内容を把握する
服収納を始める前に、やっておきたいのが「今自分が持っている服の量や内容を把握する」ことです。 今あるすべての服をしまうために収納家具を買い足していたら、お部屋がどんどん狭くなってしまいます。まずは自分の服はどんなものを持っているのか、何枚くらいあるのかを把握しておくと良いでしょう。
ステップ2:今後も着たい服、必要な服を選び取る
次に、そのなかからこれからも着たいと思う服、必要な服を選び取っていきます。収納する前にこの作業をやっておくことで、 以下のようなメリットがあります。 ・本当に好きな服、必要な服が分かる ・自分らしい服の傾向が分かる ・洋服選びがラクになる ・似た服を買わなくなり無駄が減る このように、服のピックアップは大切な作業です。好みが変わってしまったのに持ち続けている服はありませんか。 今後も着る服・必要な服・どうしても手放せない服以外は、手放しても良いタイミングなのかも。まだ着られるものなら、処分するだけではなく譲るという方法を選ぶと「誰かに使ってもらえる」ことで心が軽くなることでしょう。
ステップ3:「見せて」収納する
ここまでできたら、いよいよ収納する作業です。 「服選びが楽しくなる」ことをポイントにするなら、「あえて隠さずに見せる」アイデアを取り入れてみてください。 見せる収納専用のハンガーラックを用意して、そこに今季着たい服だけをまるでショップのディスプレイのように掛けていきます。厳選された好みの服だけが集められた収納に、心がワクワクしてくるはず。 さらに、「見える」ことを意識することで、自分のお気に入りだけを集めたい気持ちが高まり、無駄に増やすことを抑制することもできるでしょう。
ステップ4:「隠して収納」する
見せる収納で選んだ服以外は、クローゼットや衣類用の引き出しケースなどに隠して収納します。オケージョン服のように使う頻度の低い服や季節外れの服はクローゼットにしまうと良いでしょう。 靴下・ハンカチなどの小物や、インナーなどたたんで収納したいものは、引き出しケースを使うのが便利。たたんだ服や小物などを本のように「立てる」と出し入れしやすく見た目も美しく仕上がります。 取り出すときに倒れてしまう場合は、専用の仕切りやブックスタンドを使うときれいな状態を保ってくれますよ。
「見えても美しい」服収納に
せっかく気に入って買った服。できるだけしまいこまずいつも眺められるところに収納しておきたいですね。 隠す収納をする時にも「見えても美しい」ことを心がければ、自然と「服選びが楽しい収納」になっていくはずです。あなたもぜひ、自分らしく心地よい服収納を取り入れてみてはいかがでしょうか。
Naomi.Spring代表/フリーライター 伊野奈緒美
【執筆者プロフィール】 WEBメディアを中心に、企業サイトなどさまざまな媒体でインテリア・住宅・ライフスタイル関連の記事執筆を手掛ける。福岡ライフスタイルメディア「福岡暮らす~FUKU-KURA(フククラ)」を運営 【保有資格】 リフォームスタイリスト3級/カラーコーディネーター2級/文部科学省後援 リビングスタイリスト2級/福岡検定初級