3種類の米から選ぶ! 日本人に合う日本のカレー【米とカレー】

 福岡市地下鉄西新駅2番出口から徒歩約5分、買い物客でにぎわう西新商店街の中でも、個性的な店が集まる「おもしろ21通り」(福岡市早良区)の祖原北交差点そばに、9月2日にオープンしたカレー店「米とカレー」(同)。きびだんごでおなじみの「あま太郎」の向かいといえばピンとくるのではないでしょうか。

出典:https://fanfunfukuoka.aumo.jp

 「米」と書かれた大きなのれんをくぐると、店の中央の厨房の左右を挟むように9席分のカウンターがあります。カレーの入った大きな寸胴、たくさんの炊飯器と色とりどりのスパイス瓶などに埋もれるように、元気に働くスタッフの顔ぶれは女性ばかり。「いらっしゃいませ!」の明るい声にホッとします。

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 「当初は立ち飲み居酒屋を開店しようと計画していましたが、コロナ禍でも安心して来ていただける、新しい生活様式にフィットする店にしようと方針転換。オーナーが大好きな、カレーの専門店を立ち上げました。流行のスパイスカレーではなく、昔から家庭で食べられていた欧風カレーにさらにこだわりを足したスタイルで、コンセプトは“日本人の舌に合うカレー”です」と店長の金田祥子さんは話します。

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 スパイスカレーは、粒が長く粘り気が少ないインディカ米を合わせることが多いですが、日本ふうのカレーには日本人が親しんできた甘みと粘りがあるジャポニカ米がやはり合うということで、「米」を全面に押し出した店名にしたそうです。

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 この店の一番の特徴は、その「米」が選べること。壁には3種類の米の名前が書かれていて、現在は特Aのブランド米「まっしぐら(青森県)」「つや姫(島根県)」そして金芽米などをブレンドした「国産ブレンド玄米」がスタンバイ。まっしぐらは粒がしっかりしてさっぱりした味わい、つや姫はもっちり豊かな風味で、その日の気分で変えるもよし、店のスタッフに訪ねてカレーとの相性で決めるもよしというユニークさです。

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 まずは、カウンターに用意されたオーダーシートにチェックを入れます。ほろほろの牛肉と豊かなうま味が特徴的な「米とビーフカレー」(税込み935円)、スパイスが効いたキーマカレーを合いがけした「キーマとビーフカレー」(1,155円)、ふわふわに泡立てた卵と納豆をプラスした「納豆ホワイト」(1,045円)の3種類のカレーから選びます。  さらに「スパイスの追加」「辛さ」「米の種類」「トッピングの量」「箸休め」「追加トッピング」にチェックを入れ、スタッフに渡してオーダー完了です。

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 今回は、金田店長おすすめの「キーマとビーフカレー」を注文しました。  ルーは「辛口」、米は「まっしぐら」をチョイス。カレーの皿ごと火で温めて提供されるのでアツアツです。

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 カレーのベースは一週間煮込んだ牛骨スープ、鹿児島県枕崎産の削りたてのかつお節と福岡県産のみずみずしいネギのトッピングが彩りを添え、和の風味を引き立てます。  辛口は想像以上にビリビリとスパイシーで、コクのあるおいしさとあいまってビールが飲みたくなりました!

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 テークアウトは「米とビーフカレー」のみ対応。米は「つや姫」を選んでみましたが、もっちりしたつや姫のほうが、より「日本のカレーらしさ」が際立つ印象でした。

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 テークアウトは欲張って大盛り(1,026円)にしましたが、米の量に対してルーが足りないということはなく、最後までしっかり楽しめました。

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 ランチタイムは行列ができる人気ぶりなので、ゆっくり楽しみたい人は午後3~5時くらいが狙い目。10月後半からは「今月のカレー」という月替りのカレーも仲間入りして4種類になるそうです。どんなカレーなのか、毎月訪れたくなりますね。

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DATA 座席…カウンター9席 平均予算…1,200円 個室…なし

米とカレー

住所:福岡市早良区西新5-4-14 電話:092-836-8775 営業:11:30~21:00 不定休 インスタグラム @come_to_curry

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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