「母の日は、真面目にお母さんしてる人の為にある!」夫の言葉に涙

 それは、娘を産んで初めての母の日を目前にした出来事。「娘がいるから、母の日は私にも関係ある日だ!」と浮かれていた私に、夫が言った辛辣な言葉。あまりにもショックで、今でも許す事が出来ません。

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初めての母の日

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 私は、出産前から母の日が楽しみでした。というのも、子どもがいる友人が
 「母の日に、お花を貰った!」と言うのを毎年聞いていたからです。まだ娘が小さいとはいえ、母の日には娘の代わりに夫から「ありがとう」を伝えて貰えるかな? と思っていたんです。

 そして今年は、娘を産んで初めての母の日! 楽しみにしていたので、ある夕飯の時に
 「もうすぐ母の日だね!」と、夫に話をしてみました。すると夫からは
 「あー、そっか」と、素っ気ない返事が。

 元々鈍いというか、サプライズが苦手な夫だったので、遠回しに言ってもダメだと思い
 「私もお母さんなんだけど? 母の日関係あるんだよ?」と伝えてみました。夫は笑いながら
 「そうだね〜」と言うだけで、その時は終了。この人に期待するだけ無駄だった、と思いました。

夫の余計な一言

 食事が終わり、皿洗いをしていると、夫が
 「娘のオムツがない!」と叫びます。
 「補充し忘れたかも! そこの棚にある!」と言うと、夫から
 「補充しといてよ! 早く持って来て」と言われました。お皿を洗って、手が離せないのに… と思いながらも、慌ててオムツを持って走って行くと
 「ちゃんとして!」と夫は冷たい一言。
 その言葉にイラッとしながらも、謝る事しか出来ませんでした。

 その後、皿洗いの続きをしていると、娘を抱いた夫がキッチンに来て
 「ママは母の日を主張する癖に、オムツの補充忘れてたね〜」と嫌味のように言ってきます。

 私はその言葉に我慢出来ず
 「オムツの補充ぐらい、あなたがしたら良くない?」と言い返していました。何もかも私がしなくちゃいけないの? という思いだったのですが
 「お母さんなんでしょ? ちゃんとお母さんしてから、母の日って言ってよ。母の日は、真面目にお母さんしてる人の為にあるんだよ」と、ヘラヘラ笑いながら言われ、私は言葉を失いました。

 夫に怒鳴りたかったですが、娘の前で大声は出したくない。結局、何も言えずに皿洗いを続け、下を向いて泣いてしまいました。夫は、私の涙に気づかなかったらしく、娘が眠そうだから寝かしつけしてくると寝室へ。
 私は、泣きながら最後まで片付けを終わらせました。

娘が寝た後で

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 娘の寝かしつけを終えて、リビングに戻って来た夫は
 「俺、寝かしつけしたの偉いでしょ?」と、話しかけて来ました。

 私は、その言葉を聞いてすぐに
 「さっきの、真面目にお母さんしてるって何? 私は真面目にお母さんしてないの? 1日3回離乳食作って、娘の体調考えて、部屋中掃除もして、洗濯もして、娘の相手も毎日してる! それなのに、オムツの補充してないと真面目にお母さんしてないって事になるの?」と全ての気持ちをぶつけていました。

 夫は
 「なんで怒ってるの?」と、自分が言った言葉の重要性がわかってない様子でした。

 私は余りにも腹が立って
 「私は真面目にお母さんしてるから! ありがとうって言われてもいいと思うんだけど? あなたは、家事なんか一切しないし育児を少し手伝ってるだけでしょ!」と夫に怒鳴って、そのまま娘のいる寝室に籠りました。

 次の日、夫は
 「母の日楽しみにしてて?」と、ご機嫌取りをして来ましたが、私はどうしても許す事が出来ません。“お母さんを真面目にする”って、全て母親がする事なんでしょうか? あれからずっとモヤモヤとしています。

 (ファンファン福岡公式ライター / ひよ子日和)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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