鮨とラーメンのコラボだと!?博多炉端魚男(フィッシュマン)の新作「クボそば」を食べた

 今泉の人気店「博多炉端魚男(フィッシュマン)」で5月11日より期間限定(6月末まで)の新メニュー「クボそば」が提供されているとの情報をキャッチ。「世界初!?鮨 meets ラーメン」との打ち出しが非常に気になり「それは何なん♪」と口ずさみ、風をきりながら、販売初日に行ってきました!

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今泉でランチといえば外せない人気店「博多炉端魚男」

 やってきました!「博多炉端魚男」と書いて「フィッシュマン」と読ませる今泉の超人気店。名前の構造としては「闘将!!拉麺男」と書いて「たたかえ!!ラーメンマン」と読ませるパターンと同じです。昼も夜もよくお世話になっているお店ですが、この日も多くのお客さんで賑わっていました。

 いつもランチタイムに伺った際は、非常に豊富な魚系の定食メニューから、これにしようか、あれにしようかと、とんちをひねり出す一休さんばりに「ぽくぽくぽく・・・」と悩んだ末「チーン!」と閃いて決めるというのがルーティンなのですが、本日は予め決めておりました。

「フィッシュマン」×「豚そば月や」のコラボメニュー!「クボそば」

 5月11日のランチタイムから提供スタートした新メニュー「クボそば」です。

 「鮨 meets ラーメン」がコンセプトのメニューということで、めちゃくちゃ気になっていたのです。しかし鮨とラーメンって普通出会いますかね?映画「巡り合えたら」のメグライアンとトムハンクスも大概巡り合いませんでしたが、こちらもまた、なかなか巡り合わないはずの組み合わせ。どうなってんだ・・・と頭を抱えていたら・・・

 メニューの解説がありました。それによると、この「クボそば」は、フィッシュマンと「豚そば月や大名店」のコラボレーションにより産み出された「クリア魚介ラーメン」だそうです。「豚そば月や」と言えば、最近の福岡のラーメンシーンを語る際には外せない超人気店。

 なお「クボそば」の「クボ」ですが、「豚そば月や大名店」の店主である久保徹さんのお名前からとられているそうです。

「豚そば月や大名店」店主 久保徹さん

 この方、鮨の名店として名高い「博多高玉」さんで10年間修行したのち「月や大名店」の店主になったというご経歴。そんな久保さんとフィッシュマンのコラボが、今回の「鮨×ラーメン」というコンセプトを産み出したというのは超説得力あります。そして俄然期待が高まります。

いざ!「クボそば」実食リポート!

 メニューの解説を読んで予習しつつ、テンションを高めていたら、すぐにやってきました「クボそば」。

 まず見た目がビューティフルです。そしてラーメンの上に鮨らしきものが乗っている斬新さと言ったら・・・思わず「なんだチミは!」と話しかけてしまいました。焼きおにぎりがついているのも嬉しいです。

スープは「博多炉端 魚男」で毎朝ていねいに抽出する秘伝の「一番だし」に、久保氏考案の薄口醤油ベースの「返し」を合わせたクリアな仕上がり。

博多炉端 魚男 メニューより引用

 と解説してある美しく輝くスープを、まずはひとくち・・・

 往年の(今も大好きですが!)広末涼子ばりに透明感溢れるスープが超絶品。ほっこりするー!!!思わず「ずっと前から、クボのこと、好きだった、誰よりも」と心の中で口ずさんでしまいます。

 続いて、やはり最も気になるトッピング部分、「鮨」をいただきます。

 シャリに見立てて使用されているのは「餅麩」!そこにおろし立ての「生わさび」がそえられ、さらにフィッシュマンが厳選した3種類のネタ「マグロ、白身魚、青魚」と薬味をあわせて「鮨」として仕上げられています・・・すごい発想です。

 この組み合わせがバシっとはまっており、さらにスープとの相性もばっちり。井上陽水と玉置浩二による名曲「夏の終わりのハーモニー」くらいハーモニー加減がやばいです。「夜空をただ彷徨うだけ 誰よりも クボが好きだから・・・」また思わず口ずさんでしまいました。

 続いて麺をいただきます。

 老舗の博多製麺屋さんとの共同開発による特注麺は、中太のストレート麺。鮨のシャリをイメージして作られているそうで、米粉がブレンドされた真っ白な麺が、喉越しつるんと入ってきます。そして、これもまたスープと絶妙に合う・・・新しいわ美味しいわ、感覚の情報処理で大忙しです。午後から半休をとりたくなってきました。

 ラーメンについてくる焼きおにぎりは「自店で精米する熊本産米を土鍋で炊いて握り、特製の醤油だれを刷毛でじっくり染み込ませながら焼き上げた」こだわりのもの。

 これは・・・香ばしい。非常に香ばしいです。ぼくはおにぎりが好きなんだナ。だけど焼きおにぎりの方がもっと好きなんだナ。と、我が心の中に住まうキヨシが呟いています。

 なおこの日は、会社の先輩と二人でランチをしていたのですが、私が焼きおにぎりを食べ終わった後、先輩が「これスープにいれたらおいしそうじゃないか?」といって、お茶漬けみたいな感じで食べており・・・これがまためちゃうまそうでした!「なんで僕が焼きおにぎり食べ終わる前に言ってくれないんだ!」と激高しそうになりましたが、ぐっと堪えつつ、次回は絶対茶漬けにしようと心に誓いました。

 こちらの「クボそば」はランチタイムも夜も提供されていますが、6月末までの期間限定とのこと。新感覚でエンタメ性高いこの一杯、気になる方は食べ逃さないように気をつけてください!

博多炉端 魚男

住所   福岡市中央区今泉1-4-23
営業時間 11時〜15時 17時〜23時
定休日  月曜日

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

惑える40代。飲み歩き・食べ歩きをこよなく愛し「酒ダルマ」と呼ばれるも、40代にして守りに入りやや健康志向。基本ミーハー、浅く広くカルチャー全般に興味。

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