「考古学」というと、何をイメージしますか。「九州国立博物館」(福岡県太宰府市)で現在開催中の特集展示「かわいい考古学のススメ」は、考古学を楽しく学ぶヒントがたくさん! 今号の「九州国立博物館だより」は、いよいよ来月スタートする特別展「琉球」の見どころや、九博を舞台に開催される囲碁のタイトル戦「本因坊戦」情報もお届けします。
【特集展示】「かわいい考古学のススメ」 <4F>
展示作品は、きゅーはく女子考古部員が当館収蔵品の中から選んだ「かわいい」考古資料。考古が好きな人も、よく分からないな、と思っている人も、まずは「かわいい」という視点で考古学を楽しんでみませんか?
会期:開催中~7月24日(日)
会場:4階文化交流展示室 第3室
観覧料:一般700円、大学生350円
高校生以下、18歳未満および満70歳以上無料
きゅーはく女子考古部とは…?
考古好きの女性が月1回集まり、さまざまな体験を通して考古学を楽しく学ぶ部活。2015年度から2019年度まで実施しました。
話題の会場に潜入!
考古学の入り口は、「かわいい」からでもいいんです。
会場には解説が2つ!? 学芸員が書いたいつもの解説の隣には、きゅーはく女子考古部が書いた「かわいいポイント」解説が。見比べて楽しんでください。
展覧会のアイドルとご対面‼
デコレーションされた展示ケースも素敵です。
おすすめの後ろ姿は、「全方位撮影問題無し最強アイドル」というキャッチフレーズに納得のかわいさです!
会場内は撮影OK。撮影した「かわいいポイント」をぜひツイートしてくださいね。
【「沖縄復帰50年記念」特別展】「琉球」 <3F>
会期:7月16日(土)~9月4日(日)
会場:3階特別展示室
観覧料:一般1,900円、高大生1,200円、小中生800円
※会期中、展示替えがございます。
沖縄が誇る多様な文化財と復興の歩みを紹介
令和4年(2022)、沖縄県は復帰50年を迎えます。
かつて琉球王国として独自の歴史と文化を育んだ沖縄は、明治以降の近代化や先の戦争、戦後の困難を乗り越えて、現在もその歴史と文化を未来につなぐ努力を続けています。本展では、アジアにおける琉球王国の成立、および特色について、国宝の尚家宝物をはじめ、沖縄が誇る多様な文化財と復興の歩みからご紹介します。
■国宝「玉冠」(付簪)
■国宝「紅色地龍宝珠瑞雲文様紅型綾袷衣裳」
■大龍柱(旧首里城正殿前)
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【イベント情報】「第77期本因坊戦七番勝負第4局大盤解説会」 <1F>
日本で最も歴史ある囲碁のタイトル戦が九州国立博物館で開催され、その激戦の模様をトップのプロ棋士たちが分かりやすく解説します。本因坊文裕(井山裕太九段)に一力遼棋聖が挑戦。前人未到の11連覇なるか!?
日時:6月12日(日)10:00開会 ※17:00頃終了予定。途中入退室可能。
会場:1階ミュージアムホール
参加費:無料
九州国立博物館
住所:福岡県太宰府市石坂4-7-2(太宰府天満宮横)
営業:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館:月曜(月曜が祝日・休日の場合は翌日)
電話:050-5542-8600(NTTハローダイヤル 9:00~20:00)
提供:九州国立博物館