サニとチョビその他猫プラス”カチガラス”「サ日記」

ブログ書きをサボっていたサニです。

久しぶりに書くので、おれやチョビの写真、近所の猫の写真など沢山お見せしましょう。

 左右対称に近い形で寝そべるおれとチョビ。小さかったやつもだいぶん大きくなってきたが、まだおれよりは二回りほど小さい。

 頼みもしないのに弟子入りして来ただけあって、いつもおれについて回る。

 ニャアニャアうるさいチョビだが、眠っているときは静かだからまあいい。

 こうやって真剣な表情をしているときは、「えさをよこせ」と飼い主に訴えているときだ。

 おれは黙ってにらみをきかすのが効果的だと思っているが、チョビは経験不足だから大きな声で鳴けばよいと思っている。

 「おかあさんが見に来ている」と言ってるのか。飼い主は勝手に「チョビママ」と呼んでいるが、証拠はなにもない。もしかしたら姉妹かもしれんし、ひょっとしたら他人(タニャン)の可能性もあるが。でも、鼻に模様があるところなんかはよく似ている。

 一応「チョビママ」と呼ぶが、こいつも小柄だ。今やチョビも同じくらいの大きさになっている。

 家にこそ入ってこないが、うちの猫のようにだいたい庭で過ごしていて、他の連中の侵入に眼を光らせている。

 それでも、黒いやつは気にせずやって来る。仲が良いようにも見えるが、時々小競り合いをしている。

 チョビママだけでなく、黒いやつも自分の家のようにのさばっている。母子で3匹黒いのがいて、どれが親で子か大きさも同じくらいになったので、見分けがつかなくなってきた。

 チョビママは野良生活が長いから、けっこう野性的なこわい顔をしている。

 この近所では珍しく耳がさくらの形に切られていない。早く地域猫としてさくら耳になった方が身のためだが。

 自由奔放に活動する。

 お神さまの祠(ほこら)だからバチが当たる、と怒られていた。勝手に水を飲んだり、お供えのごはんを食べたりもしているようだ。

 チョビが外に何かを見つけた。

 黒猫らしき影。チョビはちょいちょい口喧嘩で争っている。

 網戸が閉まっているので、いちいち騒ぐこともないぞ。

 ん、いつの間にか外に出ている。おれはうるさいやつがいなくてありがたいが、飼い主が心配して呼んでいる。

 チョビがなんかしゃべっていると思ったら、カササギが庭に来ている。今年になってからやたら見るようになった。何という鳥か知らなかったが、近所の人が「カササギだ」と教えてくれた。飼い主は最初覚え間違って、「カワセミ」と勘違いしていた。カワセミは青っぽくて水辺によくいるそうだ。

 で、カササギはカラスの仲間でお隣の佐賀県では「カチガラス」とも呼んで、県の鳥に指定している。確かに小さいが、カラスに様子が似ている。でも、このへんのカラスは凶暴だからな。飼い主もバス停に向かってて、2回続けて頭を襲われたらしい。カチガラスは今のところそんなことはしない。

 あ、でかい「うし」も来ている。

 水を飲みに来たが、甕の中が干からびてたので、がっかりして帰るところみたいだ。

 福岡は来週梅雨入りすると予想されているが、このところまとまった雨が降ってないからな。

 哀愁に満ちた背中だ。しかし、こいつといい、”BIG BOSS”ことクマといい、デカい猫はなぜか雄叫びを上げながら庭を歩く。おのれの力を誇示しているのか。

 デカいわりには、表情はそんなに獰猛とは言えん。そういえば、何年か前にもおれが「うし」と呼んだおんなじような黒白ぶち模様の猫が来ていたが、あいつと同一猫物(にゃんぶつ)なのだろうか。

 外で遊び疲れたチョビが戻ってきて、岩合さんの「世界ネコ歩き」に見入っている。

 茶色い兄弟猫がじゃれている。

 身じろぎもせず画面に集中するチョビ。

 もう大きくなったというのに、いまだにテレビ画面の二次元の世界と現実の区別がついていない。引っ掻いても中の黒猫は捕まえられんぞ。

 テレビになど興味を示したことのないおれ。チョビもいつかはわかるんだろうか。

 テレビにも飽きて、お気に入りのパソコンの上でかしこまるチョビ。元々おれの定位置だったが、マネしてやがる。

 こっちのキャットタワーはおれはめったに使わないからチョビ専用になっている。てっぺんまで登って運動する本来の使い方というより下の方に香箱座りしていることのほうが多い。バリバリ大きな音を立てて爪を研いだりもしている。

 おれもそうだが、こいつも段ボール箱が好きだ。うちの家族は通販好きだから、アマゾンだのクロネコヤマトだのいっつも荷物が届く。

 チョビは「大切なお届けもの」らしいぞ。丁寧に取り扱ってもらえてるか。

 おれも箱入り。小さい場所だが、一国一城のあるじになった気がする。

 おれが箱から出ると、チョビも出る。

 おれが眠いと、

 チョビはつまらなそうにする。

 テレビの兄弟猫のように遊びたいんだろうが、

 おれももうトシだからゆっくりさせておくれ。

 眠い眠い。

 また、目のさえたときに少し遊んでやるから。

 ほら、夢の中ではこんなに凛々しく、パッチリ目を開いているぞ。

 あしたまた遊ぼうな。じゃあニャ。

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

福岡市南区在住。サバトラ柄。熟年オス猫。雑種だが、アメショーの血が入っていると思っている。
ふてぶてしさが身上の甘え上手。
推定5歳か6歳の頃、今の飼い主宅に上がり込み飼い猫に。それ以前は不明だが、数百メートル離れた公園にいたとの不確かな情報。おととしの暮れ、孫娘のようなキジ白猫チョビが弟子入り。
世の中の動きに敏感なものの、とくに行動はしない。

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