人気レストラン木の花ガルテン(本店:大分県日田市大山町)の「農家おもてなしおせち」。大山町の農家でずっと食べられてきた“もてなし料理”という一貫したコンセプトが多くの人から支持を受け、13年目を迎えました。「農家おもてなしおせちってどんなの?」という人のために、これまでいろんなメニューをピックアップしてきました。今回は今が旬のユズを使ったメニューを紹介します。
ほろ苦さを楽しむユズの甘煮
今がまさに旬のユズ。その爽やかな香りと酸味が味を一層引き立てる、料理の名脇役です。冬至にはユズ湯に入る習慣もありますよね。ユズ湯に入ると風邪をひかない、あるいは、香りで邪気を払うなどと伝えられています。寒くなってくる時期に鮮やかな黄色い実を結ぶユズを、縁起がいい果実として昔の人も重用したのかもしれませんね。 そんな日本人の生活に欠かせないユズは、大山町で暮らす農家にとっても、大切な食材でした。「農家おもてなしおせち」に入っている「柚子(ユズ)の甘煮」は、果汁を絞った後のユズの皮を甘く煮た郷土料理。お祭りなど、集落の人が集う時に、お茶請けとして親しまれてきたそうです。大事に育てた食材を余すところなく使うという「もったいない」精神が生んだ「柚子の甘煮」。黄金色の見た目も、お正月にぴったり。甘さの中に感じられるほろ苦さを楽しんでくださいね。
若いモモの実を甘く煮詰めた爽やかな一品
もう一品、農家の知恵が生んだ「もったいないメニュー」をご紹介します。実を大きく育てるために間引きした若いモモの実を甘く煮詰めた「若桃の甘露煮」。種が大きくなる前に摘果しているので、丸ごと食べられます。爽やかなグリーンと桃のほのかな風味が新年に彩りを添えてくれます。
幅広い世代に愛される、飽きの来ない素朴な味わい
木の花ガルテンのバイキングレストランは、いつも幅広い世代のお客さんでにぎわっています。その理由は、農家の家庭料理をベースにした素朴な味わいにあるのかもしれません。何度食べても飽きず、しばらく行かないと最近行ってないな~なんて思う、不思議な引力があるのです。 今年は新型コロナウイルスの影響で、一時休業を余儀なくされましたが、感染防止対策をとったうえで7月に営業を再開。変わらぬおいしさに、「再開されてうれしい」という声が次々と聞かれたそうです。 木の花ガルテンの味を家庭でも楽しみたい―そんな声から「農家おもてなしおせち」は始まりました。木の花ガルテンの料理をベースにしながら、新年を祝う家族団らんの場にふさわしい縁起物もバランスよく取り入れたおせち。販売を開始したところ、大きな反響を呼び、今回で13年目を迎えました。昨年初めておせちを注文したという人からは、こんな声が届いているそうですよ。 「毎年いろいろなおせちを注文してきましたが、お味も値段も最高に満足できました」 「懐かしい、素朴な味わいのおせちを久しぶりにいただきました」 料亭のおせちのような豪華さはないかもしれませんが、老若男女、誰からも愛されるおせちです。そして、毎年注文している常連さんからはこんな声が。 「たまには他のおせちにしてみようかな?とチラリ浮気心が出ても結局、木の花ガルテンさんのおせちを頼んでしまいます」 「年末に帰省できず、実家の方に届けてもらったところ、父母が大喜びでした」 コロナ禍で年末年始の帰省は自粛しようかなと考えている人は、実家にこの「農家おもてなしおせち」をプレゼントするのもいいですね。
送料無料! 作りたてをお届けします
吟味した素材を昔ながらの調理法で丁寧に作った「農家おもてなしおせち」。二段重(3~4人分)17,500円(税込)です。おせち1個の注文につき、大山町で収穫した古代米で作ったお餅5個がプレゼントされます。古代米は稲の原種の特徴を残していて、古くから神事に使われてきた縁起米。野生種ならではの丈夫さがあります。その強い生命力にあやかりたいですね。 「農家おもてなしおせち」は、作りたてが届けられます。冷凍ではありませんので、受け取りは、12月31日(木)のみ。送料無料の宅配もしくは、木の花ガルテンの店頭(大山店、野間大池店、ももち浜店、明野レストラン)での受け取りとなります。店頭で受け取ると、大山町の産品(和風ゆずドレッシング・五目ごはんの素)がプレゼントされます。
注文は12月15日(火)までですが、数に限りがあるので、15日より前に完売する可能性も。早めの注文をおすすめします。 「農家おもてなしおせち」の注文と詳細は、下記の「木の花ガルテンウェブサイト」ボタンから。
企画・制作/西日本新聞社メディアビジネス局 木の花ガルテン(大分大山町農業協同組合)
年の初めは産地直送のおせちで【木の花ガルテンのおせちVol.5】