皆さんは今年、義父へ父の日のプレゼントを贈りますか? 娘が4歳の時のこと。父の日のプレゼントは、娘が描いた似顔絵にすることにしました。しかし、似顔絵の横には衝撃的な一言が! 娘が一生懸命描いた絵なので、義父には申し訳ないと思いつつも、そのままプレゼント。果たして義父の反応は…?
娘と義父は相思相愛
夫は男4人兄弟なので、義父は私が妊娠している時から
「孫は絶対に女の子がいい!」と懇願していました。そんな義父の願いが届いたのか、念願の初孫で女の子が誕生したのでした。娘は生まれてからずっと溺愛され、その愛情はまっすぐ娘に届き今では相思相愛です。
娘が4歳の時、父の日のプレゼントに義父の似顔絵を描きました。お絵描きが大好きな娘は
「よし! 描こう!」と、とても張り切っています。娘の気分が変わらないうちに画用紙と色鉛筆を用意して、お絵描きタイムのスタートです!
出来上がっていく絵を見ていると
「ねぇ、じいちゃん髪の毛カラフルだけど…」と、つい声をかけたくなる程の色鮮やかな髪色。
「いいの! かわいいでしょ!」という娘。まぁいいか! と思いながら、楽しそうに描いている娘を眺めていました。絵は無事に完成! とてもファンキーな義父の誕生です。
仕上げの一言で大爆笑
ちょうど、お手本を見ながらひらがなを書ける時期だったため
「『じいじ』って書いて?」と娘にお願いしました。すると「じい」まで書いた時点で、画用紙の端に到達…。娘は迷うことなく「じい」の前の隙間に「じ」を書き加えました!
そう、娘からすると「じいじ」。しかし、出来上がった作品には「じじい」と書いてあるではありませんか!
思わず大爆笑! けれども、さすがに「じじい」は渡せないと思い、娘に別の紙に字だけもう一度書いてほしいとお願いしましたが
「なんで? じょうずよ?」と断固拒否。
「だよね! 上手に書けてるよ!」としか返す言葉が見つからず、夫に相談すると、夫も大爆笑。
「頑張って書いたから、そのままでいいよ!」と夫の言葉を信じて、そのままプレゼントすることになりました。
義父の反応やいかに?
父の日当日。いつもより少しおしゃれをして、自分で選んだかわいいリボンを巻いた義父の似顔絵を持ち、プレゼントすることを楽しみにしている娘。
「じいじ、喜んでくれるかな?」とウキウキと待ち合わせ場所のレストランへ向かいます。
会った途端に義父へ向かって走っていく娘。
「じいじ! じいじの絵かいたよ! どーぞ!」ニコニコで絵を渡す娘。
「おぉ、じいちゃん描いてくれたんか! ありがとう!」早速、絵を広げる義父…
「じいちゃん髪カラフルやんか!」と大爆笑! その横で義母も
「じじいって」と大爆笑! すかさず、ことの流れを説明します。すると
「そうか、そうか! 全然いいよ! 頑張って書いてくれてありがとう」と娘に話す義父。義父のその言葉と満面の笑みに心底ほっとしました。
娘が頑張って描いた絵を、髪がカラフルだろうと「じじい」と書いてあろうと、とても喜んでくれた義両親には本当に感謝です。
現在、娘は9歳。今でも義実家には「じじい」への絵は大切に飾られています。
(ファンファン福岡公式ライター / yuzuki)