【妊娠中に夫が大けが】入院したのは意外な場所だった!

 コロナ禍に、待望の第1子を妊娠した私。苦しいつわりが終わった頃に、夫が大けが! タイミングがいいのか、悪いのか…。夫が入院したのは、意外な場所だったのです。

目次

優しい夫

写真AC

 コロナ禍で世間が大騒ぎだった頃、私は待望の第1子を妊娠。つわりが辛く寝込むこともありました。1番辛かったとき、ちょうど夫の職場が1カ月休業になり、家事をすべてお任せしていました。

 私が食べられそうなものを、何軒もコンビニやスーパーをまわって買ってきてくれて、つわりが辛い時は必ず背中をさすってくれる優しい夫です。そんな夫に悲劇が起こってしまうのです…。

 つわりが軽くなるとともに、夫の職場の営業が再開しました。休業は本当にいいタイミングだったと思います。会社に通いだしてしばらくたった頃、夫から
 「久々に飲み会があるから遅くなる」と連絡が入りました。「コロナがまだ落ち着いてないのにな…」と思いながらも久々の飲み会だったので了承し、私は先に寝ることにしました。

夫から救急車に乗っていると電話が…

 ぐっすりと寝ていたら、夫から深夜に電話がかかってきました。時計を見ると深夜の1時すぎ。終電がなくなったから帰れなくなったのだろうと思って電話にでると、夫は申し訳なさそうに
 「今、救急車に乗っているんだけどこれから帰るね」とまさかの一言。

 私はパニックになり、汗が止まりませんでした。とりあえず、救急隊の人に電話を変わってもらいます。
 「旦那さん、駅のホームで倒れて顎と口の中をけがしています。救急で病院に受診した方がいいと思うのですが、旦那さんが帰りたいと言っていて…。家まで運ぶので奥様決めていただけますか」と。夫は
 「帰りたい」と言ってきかなかったそうです。

 5分ぐらいで救急車が家に到着。5分が長く感じて、どんなけがか不安で、ドキドキして待っていました。夫はワイシャツまで血まみれ! おそらく顔の骨は折れて、口の中は切れているだろうなと思い、私は
 「そのまま病院へ運んでください」と救急隊の方に伝え運んでもらいました。いざ夫の様子を見たらなぜか冷静な気持ちでいられました。

搬送先は意外な場所だった!

写真AC

 私も一緒に救急車に同乗し、病院へ向かいます。そして運ばれた先は、なんと私が出産予定の総合病院でした! ちょうど前日に妊婦検診で来たばかりです。

 処置を受ける中で、夫は先生に
 「コロナもあるし、奥さん妊娠中なのに遅くまで飲みに行っちゃだめよ!」とお叱りを受けていました。「先生よくぞ言ってくださった!」と私は心の中で拍手。

 顎の骨が折れているので手術が決定し、手続きや詳しい検査などは日中するので私だけ一旦帰宅することになったのでした。

1カ月も入院してしまう

 そんなに入院は長引かないだろうと思っていたのですが、約1カ月も入院することが決定! 夫は人生初めての入院と手術です。まさかそれが、出産予定の病院になるとは思いもしませんでした。

 コロナ禍で面会時間は最小限でしたが、心配で自分の妊婦検診を含め、退院するまで週に3回は病院へ通いました。面会に行くためには、外来の産婦人科を通らなきゃいけないので、ちょっと恥ずかしい気持ちでした。きっと「あの妊婦さん、なんで頻繁に来ているのだろう」と受付の方に思われていたはず…!

 今では子どもが生まれて1歳半になりますが、夫は反省したのか、あれから帰宅が深夜になるほど飲み歩くことはなくなりました。これからも、あの痛みを忘れずに、節度をわきまえて飲み会に参加してほしいものです。

(ファンファン福岡公式ライター / hinako)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

ファンファン福岡(fanfunfukuoka)は、街ネタやグルメ、コラム、イベント等、地元福岡・博多・天神の情報が満載の街メディア。「福岡の、人が動き、人を動かし、街を動かす」メディアを目指しています。

目次