お金の亡者ばかり! 職場のボーナス査定はまさに戦場!

 これは私が新卒1年目の時、携帯ショップで経験した地獄のようなボーナス査定の話です。私の会社は同業他社と比較するとボーナスの額が高いと聞いていました。ボーナスはただ働いていたらもらえるなんて甘い考えをしていた私は、査定の争いを目にしてお金の恐ろしさを知るのでした…。

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生まれて初めてのボーナス

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 私の会社は、入社した年の冬からボーナスが支給される規定でした。最初は新人研修などでボーナスを意識する機会がなかったのですが、夏休みを過ぎると業務にも慣れミーティングにも参加するようになりました。そこで知ったのは、ボーナスの査定にはS、A、B、Cと4段階あること。支給額はSが給料3カ月分、Aは2カ月、Bは1カ月、Cだと0.5カ月という仕組みだということでした。

 ランクは全国一律決まっていて、営業実績で随時更新されます。新規顧客獲得や他社からの乗り換え台数、顧客満足度が特に大きな評価割合を占めていました。私が配属されたお店は県内で一番忙しいお店だったので、来店数も多く、頑張ればA以上は確実と言われていました。

Sランクをかけた熾烈な争い!

 皆がボーナスを意識しだした頃のことです。他社からの乗り換え6台のお客様がご来店! 今では厳しい規制がありますが、当時は何十万円キャッシュバック等と謳っていたので、それを目当てに来たお客様のようです。来店早々
 「おい! いくらくれる? 額によってはここで決めるぞ~」と強気でした。

 担当を誰にするか店長が作戦を練り、副店長の女性か、中堅クラスの男性Cさんか新人の私の3人に絞られバックヤードに呼ばれました。店長の
 「やりたい人居る?」の言葉に黙っていると、副店長とCさんは即立候補。しかし、どちらか決まらず喧嘩が勃発します。
 「副店長は、いつも人のお客様を横取りして自分の実績にする!」
 「手続き遅いあんたの代わりに私が手続きしてるの! それを私の実績にして何が悪いの?」と関係のない口論が…。お客様を待たせる訳にもいかないので、じゃんけんに落ち着きました。結果は副店長の勝ち。負けてしまったCさんは不服そうな顔をしていましたが、一旦休戦となりました。

再びバトル勃発!

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 副店長がお客様と話し始めて少し経った頃、以前、副店長が商談した3台乗り換え検討のお客様が
 「契約したい」と来店しました。そこでCさんが対応し、無事契約。口論で余程腹が立っていたのでしょう、Cさんはそのお客様の実績を自分のものにしていました。

 一方副店長は、突然
 「やっぱやめた~」と言ってお客様が帰ってしまいました。3時間近く商談をして数字にならず、挙句自分のお客様の実績を取られたと感じ、Cさんに向かって
 「てめぇ! 私の金返せ!」と激怒したのです。周りがなだめても怒りはおさまらず、罵詈雑言の数々…。Cさんも言い返します。普段は2人仲が良く見えていたので、その姿に驚きました。

あまりの争いに新ルール追加

 あまりの醜い争いに周囲はドン引き…。みかねた店長は、今後のために新ルールを追加。戻りのお客様専用の引継ぎノートを作成し、分かりやすく管理することになりました。そのお陰か、目に見えた争いは減りました。しかし、その後もボーナスの時期になると職場の雰囲気がピリピリするので、改めてお金って恐ろしいな… と思いました。

 お客様からしたら、裏でそんな醜い争いをしているなんて思いもしないもの。私が先輩になったら、お客様の満足度を第一に考えて、後輩に譲るくらいの余裕を持ちたいな! と良い教訓になった出来事でした。

(ファンファン福岡公式ライター / ハッピーポイフル)

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