【福岡・長浜】スパイス料理のバキンにて、孤高の日替わりカレーを食す

 この10年ほどで福岡はカレー屋さん、特にスパイスゴリゴリのカレーを提供するお店が増え、スパイスカレー激戦区と言えるほどの盛り上がりを見せています。私も新店がオープンしたと聞きつければ食べにいき、結構な店のデータベースを蓄積しているのですが、その中でも独特と言いますか、他にはない「孤高」とも言える存在感を放つのが、長浜にある「バキン」さんです。

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場所は長浜・那の津通り沿い、店構えも個性的

 お店の場所は長浜、那の津通り沿いの「ざうお」さん近辺にあります。看板とのぼりが目立つのと、ランチタイムは大概人が並んでいるので、通りを歩いていればすぐにお店の存在に気づかれるかと思います。

 店頭に書いてある「うまい からい せまい」の文字。全部ほんとです。せまさでいうと、店内はカウンター4席、2人掛けテーブルが2卓で、最大8名しか入れません。

 入り口にはスリランカとインドと日本の国旗。周辺の置物などもアジア色全開な佇まいです。基本、スリランカカレーのお店であると認識してますが、それだけにはおさまらないオリジナリティも魅力です。

 店頭には、その月の店休日が書いてあるカレンダーが掲示してあります。

 「✕」がついているところが店休日だと思われますが、その下に「※昼間、雨の日は休ませて頂いております。(晴れでも休むこともございます)」とも書いてあり、どゆこと?と最初は戸惑いましたが、まぁ要は結構ノリで店休日が設定されることがわかります。(確かに行ったものの閉まっていたという経験は幾度かあり)

メニューは日替わり「本日のカレー」1種類のみ!

 店頭にメニューが掲示してあります。こちらのお店のメニューはいたってシンプルで「本日のカレー」のみ。いわゆる日替わりカレーで、クリエイティビティ溢れたカレーが楽しみで、今日は何やろかーとわくわくしながらお店に向かいます。なおサイズは大・中・小と3種類から選べます。

 本日のカレーは「パリップ(ムング豆)チキンカレー」です!パリップが何なのかわからないし、かぎかっこで解説してあるムング豆さえ何なのかわかりませんが、ようわからんがうまそう!テンションあがってきました!

店内はこんな感じで確かに「せまい」

 こちらが店内の様子です。私はこの日ひとりで伺ったのですが、テーブル席に通していただきました。目の前にカウンターが4席。

 ちなみに本題からはずれますが、この日とにかく気になってしょうがなかったのが、店内に流れるBGM。「天才バカボン」のリミックス(ゴアトランス?)がエンドレスで流れています。なんだこれは!おかしくなってしまいそうだ!

こちらが本日の「パリップ(ムング豆)チキンカレー」

 オーダーしてまもなくやってきました「パリップ(ムング豆)チキンカレー」です。サイズは「中」を頼みました。中でもかなりのボリュームです!付け合わせでキャベツのアチャールや、デザートでコーヒーゼリーがついてくるのも嬉しい!

 なお調べたところ「パリップ」というのは「スリランカの豆カレー」を指す言葉だそうです。ちなみに「ムング豆」は、東南アジアで主食として食べられるインド原産の豆とのこと。すなわち「ムング豆を使用したスリランカ豆カレー」ということのようです。

 チキンカレーと言うことで、鶏肉もゴロっとはいっております。ルーの独特な色味と豆の感じ、あと香ばしい香りが食欲を最高にそそります。それではいただきます!

 最高です・・・・!めちゃくちゃうまい!そしてこの感じ、バキンなんですよね。他の店では食べらられないというか、他のどの店にも似てないというか。このオリジナリティがバキンなんですよ。

 途中から付け合わせのアチャールや、お漬物なんかもトッピング。ぐちゃぐちゃに混ぜながらいただきます!

 孤高の店で至高の味を楽しむひととき・・・たまりません。人気店かつ「せまい」店なので、行列できていることも多いですが、お客さんたちもこの店のファンが多く理解があるのか「素早く味わい素早く店を出る」方が多く、回転は結構早いです!ひるまず並んでみることをおすすめします!

スパイス料理のバキン

■住所    福岡県福岡市中央区長浜1-4-17
■営業時間  11:30~15:00(なくなり次第終了)
■定休日   不定休

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

惑える40代。飲み歩き・食べ歩きをこよなく愛し「酒ダルマ」と呼ばれるも、40代にして守りに入りやや健康志向。基本ミーハー、浅く広くカルチャー全般に興味。

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