私は昨年の2月に長男を出産しました。子どものいる生活にもやっと慣れてきた、長男が生後6カ月を迎える頃、なんと早々に第2子の妊娠が発覚! 仕事復帰、引越しなど今後の生活に備えて様々なことを同時進行していた時期でもありました。嬉しかった半面、この先どうする?! という思いが駆け巡った私の体験談を聞いてください。
「年子は大変」と言うけれど…
妊娠報告をした時に、みんな口をそろえて言うのが
「年子は双子以上に大変」ということでした。その後に必ずと言っていいほど
「でも大変な時期も一緒に終わるから」とフォローを入れられますが、双子以上なんて恐ろしいことを聞いてしまったら、今後の育児に不安を抱かないわけがありません。
色々と考えてはいたものの、2人目を妊娠していると知った時、素直に嬉しいと思う自分がいました。
将来的に男の子と女の子、両方欲しいと思っていたなか、2人目は女の子だということも分かっただけに、その喜びはより大きいものとなりました。
予定を全て見直すことに 私の決断とは
妊娠を喜んだ後に一番に頭をよぎったのは、仕事復帰です。私には元々「なるべく早く仕事復帰したい」という思いがありました。しかし2人目の妊娠でまた当分社会復帰が延びてしまう、という事実に正直ショックを受けました。
また、引越しも予定しており引越し先の生活に順応しつつ、家事に子育て、就活も同時進行です。なかなか思うように出ない結果に、妊婦の就活の現実を目の当たりにしました。
このままではいけない。そこで一念発起し、フリーランスへの道へ路線変更することを決意したのです。最初は不安の方が強かったですが、時間に縛りがない分、自分なりの働き方ができるなど、良い面も見えてきました。慣れてくると楽しめるようになってきて、自分にはこういう働き方の方が合っている、という発見と自信にも繋がりました。
長男の成長を見守りながら…
日々目に見えて成長していく長男。まだ上体を起こすのもやっとだったのが、今では自由自在に動き回って、一人でつかまり立ちもします。感心しつつも、同時にお腹の赤ちゃんもぐんぐん成長。長男も大きくなっていきますが、私のお腹も大きくなっていきます。
抱っこも最近では少しキツイと感じることが多くなってきました。身体的な変化が顕著に出てくる時期、「これからもっと辛くなってくるのか…」とため息をついています。とにかく付いて回っては足にしがみついて、よじ登ろうとしてくる長男。それを阻止しようにも、抱っこしようにもお腹が気になり、体力も消耗されていきます。
しかしある時ふと思いました。「生まれてきたらこれが倍になる…」そう思うと、今はまだまだ楽な方で、むしろこの子に鍛えてもらってるんだ、とすら思えるようになってきました。
自分に合ったライフスタイルを見つけて
予定外だった早期の2人目妊娠でしたが、日々自分がたくましくなっていっている感覚すらあります。仕事も、この妊娠がなければ独立への道は選んでなかったかもしれません。
仕事の時間は家事の全てが終わった夜中が大半。不規則になりがちな生活をなるべく規則正しく、限られた時間の中で自分の時間を確保する工夫。試行錯誤の日々です。一瞬で過ぎ去っていく毎日。疲れているはずなのに前を向けるのは、子どもたちが私を強くしてくれるからだと思っています。
まだまだ今後の課題は山積みですが、夫にも頼りながら日々を乗り切っています。大変じゃない子育てなんてない。自分に合った道が必ず見つかる。まだ一歳にも満たない長男と、お腹の中の子どもに教えてもらいました。
(ファンファン福岡公式ライター/Mia)