かつて義家族と同居していた私たち夫婦。子どもが産まれてからの義父母の行いでストレスが積もりに積もり、結果逃げることに…。別居の運びとなりました。同居時代に嫌だったことを紹介していきます。
赤ちゃんのそばで殺虫剤をまく
娘がまだ生後4カ月の赤ちゃんだった頃の話です。夏の夜、開け放した窓から入ってきた虫を見つけた義母。娘が寝ているそのすぐ横で、シューシューと殺虫剤をまきだしたのです! 私は、心の中で「ありえなくない?!」とガチギレでした。私は思っていることを正直に言えない嫁だったので、いつも我慢していたのです。
しかし、顔には出ていたのでしょう。義父が仕方なさそうに
「おいおい、赤ちゃんが寝ているところでそういうのはやめろよ」と諭してくれました。しかし義母は、
「えーなんで?」と、むくれた顔で一言。何がいけないのか全くわかっていない様子でした。
薬剤大好きなのは娘が大きくなった今でも変わらないようで…。今は別居したにも関わらず、殺虫剤やら除草剤やらを私たち夫婦の新居の庭に勝手に撒きまくっています。厚意からだとは思うのですが、とってもお節介だなと感じています。
アレルギー持ちの息子に勝手にお菓子を…
3歳の息子は卵、山芋、くるみなどの食物アレルギーがある子でした。その中でも卵は、アレルギー専門医の指導のもと、自宅で減感作療法(毎日微量ずつ卵を与え、徐々に与える量を増やしていき慣れさせていく療法)を行い、苦労してアレルギーを克服したのです。
私が毎日、薄焼き卵を○cm×○cmにカットして息子に与えたり、食品の表示項目をチェックして、アレルゲンが入っていないか確認したり、初めて与える食物についてはかなり注意して与えたりしているのを義父母も知っているはずだったのですが…。事件は起きました。
ある日、私が目を離した隙に義父が息子にピーナッツが原材料のお菓子を与えたのです。ナッツ類は、くるみにアレルギーがあることがわかっていたので避けていたのですが、義父はお菓子の原材料まで気が回らなかったようです。
息子はたちまち呼吸困難になり、救急車で運ばれました。ピーナッツによるアナフィラキシーショックとのことでした。病院では管だらけになり、どうなることかと思いましたが、治療の甲斐あって1日で退院することができました。義父はというと、申し訳ないという気持ちからか、息子に新幹線のおもちゃを買ってきましたが、決して謝るということはありませんでした。
これは、いつかピーナッツを食べたら必ず起こることであったとはいえ、当時は「私がきちんと見ておけば…」とかなり悔やみました。この事件以来、「親の許可なく食べ物を与えない」という決まりになりました。
同居解消へ
小さなストレスも、積もっていくと莫大な不信感になります。私は耐えることができず、旦那に何度も
「もうあの人達とは一緒に暮らせない」と訴えました。しばらく考え込んでいた旦那でしたが
「家の前の畑を潰して、新居を建てよう」と提案してくれ、同居解消することにしました。
しかし、同居解消した今も、義父母と私でなにか問題が起こるにつけ、私の味方ではなく、義父母の肩を持つことが多く、嫌な思いをしています。この不信感は心の奥底にずっと渦巻いています。義父母・旦那とも、絶対に老後は介護しないと誓っている私でした。
(ファンファン福岡公式ライター/hiyoko)