夫婦が揉めることの多い帰省問題。わが家は義実家が車で15分ほどの距離ということもあり、結婚当初の帰省頻度は週2回前後とかなり頻繁でした。嫌ではないけど、もうちょっと回数を減らせるとありがたいのが本音。今回は、そんな超頻繁帰省から抜け出した私の体験談を紹介します。
義実家に週2回も帰省していた理由
夫は3人兄弟の真ん中。義兄と義妹は県外で働いているため家を出ており、夫は就職を機に実家に戻っていましたが、結婚したタイミングでまた家を出ることになり、義母はとても寂しかったよう。
特に夫は兄弟のなかでも明るく家族のムードメーカー的な存在だったため、義父から
「なるべく頻繁に帰ってきてほしい」と頼まれていたんです。さらに私は自宅勤務だったことで、家にいて暇だと思われていました。
そんなこんなで、親孝行もかねて暇な(?)私たちは休みの度に帰省していたというわけです。 ちょっと無神経なところがあるものの、基本的に陽気で大らかな義両親なので帰省すること自体はそこまで苦ではありませんでした。
そんな中、状況が変わったのは娘を出産してから。
夫と義両親はお酒が大好きで平気で3時間以上呑み続けます。娘が産まれる前は夜遅くまで滞在することに抵抗がなかったのですが、娘の寝る時間を考えると遅くても19時までには帰宅したいところ。
「帰ろう!」と夫に声をかけても
「もう1杯だけ」とダラダラ呑み続け、21時を過ぎて帰る日が続き、ついに我慢の限界を迎えてしまいました。
頻繁帰省にストップ! 無言の抵抗を決行
妊娠・出産や子育てのことで義両親に不満が溜まっていたこともあり、今まで快く帰省していた私が数回に一回渋るようになり、さすがに帰省の頻度が多いことに気づき始めた夫。とはいえ、両親の誘いも断れずにまさに板挟み状態でした。
私としても関係を悪くしたいわけではなないので、いきなり帰省をやめるのはさすがに気まずい…。 ということで、私はまず「仕事が忙しいアピール」を開始しました。実際に仕事も軌道に乗ってきていたので、夫の予定がない日は
「娘をお願いね〜!」と子守を頼み仕事に専念しました。
すると夫は、
「疲れてるだろうから夜は家でゆっくりしよう」と言って、今までなら帰省してたであろう日も徐々に自宅で過ごすことが多くなったのです。
「私、帰省やめます!」でも感謝の気持ちは忘れません。
帰省の頻度が月に2回程度まで減った頃、ちょうど娘が卒乳の時期になり、義実家への帰省は夫と娘でしてもらうことにしたのです。
義両親には「なんで嫁は帰省しないの?」と思われているかもしれませんが、夫は親孝行ができるし私に気を使わずに頻繁帰省ができる、義両親は嫁の目を気にせず孫を好きに可愛がれる、娘は甘やかしてもらえる、私はひとりの時間ができる、とまさにWIN-WINの関係なので誰も文句はないでしょう。
ただ、私と義実家の関係が希薄になりすぎないように、主人と娘がお邪魔した後はお礼のLINEを欠かさないようにしています。
この記事に共感してくれる方やまさに頻繁帰省をやめたいと思っている方は多いのではないでしょうか?
帰省って義両親が嫌いじゃなければそこまで苦ではないですが、やっぱり限度ってものがありますよね。私の場合は徐々にフェードアウトし、今では年3回程度の帰省に落ち着いたのでとっても快適になりました。
娘は小さい頃から頻繁に会っているのでじじばば大好きっこに育ち、これでもかというほど可愛がられているので、結果的には義両親と良い関係が築けていると思います。
(ファンファン福岡公式ライター/てんとう虫ママ)