旅行ライターのMarilyn Yoshida(マリリン・ヨシダ)です。 今回は、大分県佐伯市の三浦造船所で進水式に参加させてもらいました。 佐伯は豊かな漁場を持ち佐伯寿司をはじめおいしい魚料理と自然あふれる場所ですが、3つの造船所があり造船はまちの主要産業でもあります。 今回、見学させていただいた株式会社三浦造船所の他に、本田重工業株式会社、佐伯重工業株式会社があります。どちらの造船所もJR佐伯駅から徒歩15分程度で行くことができます。 伺った11月19日の船の誕生日「進水式」は喜びにあふれていました。 餅まきが行われたり、進水式は地元の皆さんであふれるイベントになっているそうです。 活気ある造船のまちを感じる日になりました。
船主さんの新船の完成を祝う式典「進水式」を一緒に祝おう!
造船所がある長崎市や佐世保市に住んだことがある私も初めての体験、進水式の見学でした。「どんなものだろう」とわくわくして楽しみにでかけました。今回は取材もかね他の新聞社の方と一緒に特別に伺いました。 進水式は本来、船主さんの船の完成を祝う式典です。神事であり厳かなもので、式典中は静かにしておかなければなりません。住宅の建築でいうと棟上げにあたるものと考えるとわかりやすいと教えてもらいました。船が命名され海にでていき、そこから内装など完成に向けて進んでいきます。
厳かな神事と吹奏楽の生演奏が感動を添える式典がスタート!
11月19日の三浦造船所の進水式は晴天に恵まれました。絶好の進水式日和です。地元の日本文理大学付属高校吹奏楽部の生演奏で始まりました。式典のスタートです。
吹奏楽の演奏とともに船主さんや関係者が、作業員の皆さん、列席の方の拍手に祝福されて式典会場に入ってこられました。 この日の進水式で命名された船「みやふさ」は、全長62m、幅13.2mで497トンの 貨物船。新潟県佐渡市の坂本海運が船主です。主役の船もたくさんの旗や、紙テープ、くす玉で装飾されています。
いよいよ貨物船が海へ!迫力の着水を見逃さないで
神主さんのご祈祷など神事が執り行われ、いよいよ本日の主役「みやふさ」が海へ。 進水式では支綱と呼ばれるロープが1本のびていて船主の代表がこれを切ります。 船は、吹奏楽の演奏「宇宙戦艦ヤマト」の音楽にのり、水しぶきを上げて船尾から着水。 船首につけられたカラフルな紙テープ、くす玉がふわりと割れて船は海へ進みます。 その姿に紙吹雪が華やかさを添えていました。これから始まる貨物船の誕生に立ち会えたことにちょっと感動し、門出に立ち会わせてもらえたと幸せな気持ちになりました。
一度は行ってみよう!新しい船の誕生をお祝いする日「進水式」へ
今回、三浦造船所に到着した時からお祝いムードで楽しい気分になりました。 会場が喜びであふれているのを肌で感じました。新しい船の誕生を地元の人がみんなでお祝いしている佐伯のまちも素晴らしいなと感じました。 2020年は、コロナ禍のために一般公開されていない状態が続いている進水式ですが、再開の時にはぜひ足を運んで船の誕生を一緒に祝ってみてください。 きっと感動します。
佐伯の観光情報
佐伯市の進水式お問い合わせ先
【佐伯市観光案内所】 電話/0972-23-3400 団体見学・申込み 団体旅行ツアー 佐伯市観光案内所 電話/0972-23-3400 学校教育関連 佐伯市役所商工振興課 電話/0972-22-3943