私こと久留仁譲二は無粋で草花にはとんと興味がないのですが、コロナ禍でお家で過ごす時間が増えたこともあり、ガーデニングとまでいかなくても鉢植えなど草木を愛でる人が増えているようです。外国人の間では盆栽もブームになって久しいというではありませんか。
生け花をたしなむ人はよくご存じの道具に、剣山(けんざん)という物があります。あの花器の底に置いて生ける花を挿していくあれですが、実は必ずしもあんなハリネズミみたいに針が沢山突き出しているわけじゃないんですね。元々「花留め」と言って、針の無いタイプが主流だったのが、明治時代から針を沢山束ねたものになったそうです。
花にあまり縁のない私がなぜこんなことを知って書いてるのかというと、多くのみなさんが調べものでお世話になっているウィキペディアで調べたからです。ではなぜそんなことを調べたのかというと、弟の中学時代の友だちから針の無い花留めをいただいたからです。針の代わりに茎を挿す穴が開いてます。
上の写真がそれ、錫花留め(すずはなどめ)です。どことなく志賀島で発見されたという金印を思い出させます。でも金印は思いのほか小さいので、それよりだいぶ大きく5せんち弱四方くらいでしょうか。ものぐさなので、実測しておらず適当に書いていてすみません。
再三書く花ごころ無き私ですが、せっかくのいただきものなので、試しに花を飾ってみました。
なんかわれながら、いい味を出しているような気もします。
なんだか、それっぽくないですか。背景は隣県に転勤している次男が戻ってきたときストレッチに使うマットです。
上から見るとスカスカですが、ほんとはもっとふんだんに花をすき間なく埋めないかんのでしょうね。でも、これはこれで四角い穴の様子がわかって説明写真としては良いんじゃないですか。
このお花、うちの庭に咲いているのを適当に切ってきただけです。自然に咲く花も美しいですが、こうやって一工夫加えて室内で楽しむのもありでしょう。
針のある剣山は小さいお子さんやあわて者のいらっしゃるご家庭ではケガのもとにもなりかねんので、この錫花留めなら肌に刺さることもなく安心です。ただ、重みはそこそこあるので、夫婦喧嘩で激高して投げつけたりするのは危険です。
弟の友だちは、先輩に弟子入りして数年前から錫職人として活動しています。熱いものは熱く、冷たいものは冷たく熱を保つ錫はビールやワインのグラス、刺身皿など食器に最適ですが、肌にやさしい特性を生かしてネックレスなどのアクセサリーも作ります。そんな中で、「花留め」というちょっと異色の作品にも挑戦し、私にお贈りくださったわけです。
錫花留め、5,280円です。お部屋をちょっと彩ってみたい方、お試しにいかがですか。
錫にご興味のある方は、「はかた錫スタジオ」検索してみて下さい。
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