HelloYouth4周年、記念ライブは7月30日(土)、31日(日)2日間

 福岡市を拠点に活動するアイドルグループHelloYouth(ハローユース、以下ハロユス)が7月30日(土)、31日(日)の2日間、DRUM LOGOS(福岡市中央区舞鶴)で4周年記念ライブを開きます。30日は全国からアイドルグループ14組(予定)をゲストに迎えた対バンライブ「SUMMER SESSION」、31日はワンマンライブ「cheerful beach」の2本立てとなっています。ワンマンライブでは2周年と3周年の記念ライブを支えた生バンド演奏の代わりにセットや演出に凝り、今までとは違ったステージになる予定です。メンバーは「これまでの周年で一番いいライブにしたい」と意気込んでいます。

目次

「始まる青春」更なる飛躍へ

30日のライブビジュアル  提供:HelloYouth

 ハロユスは2018年7月29日に九州出身のメンバーで結成。パンクロックバンド「175R」のベーシスト・ISAKICKさんをサウンドプロデューサーに迎え「始まる青春」をキャッチフレーズに楽曲派アイドルグループとして活動を続けてきました。福岡だけではなく、九州各県や首都圏などでも精力的にライブを開催してきたほか、アイドルフェスにも参加。今夏も「@ JAM EXPO 2022」〈8月26日(金)~28日(日)、横浜アリーナ〉への出演が決まるなど周年ライブをステップに更なる飛躍が期待されています。メンバーにお話を伺いました。(順不同)

31日のライブポスター 提供:HelloYouth

大島向葵さん「ほかのグループのファンにも刺さるライブを」

写真提供:五風

 周年ライブで初めての2日間開催です。今までの周年では「熱いライブ」を目指してきましたが今回は「みんなで楽しめるライブ」を創り上げたいです。初日、ほかのグループをお目当てに来場したお客さんに「今のハロユスいいな、応援したいな」「翌日のワンマンも観たい」と感じてもらえるような、印象に残るパフォーマンスを目指しています。そのために「伝える」エネルギーを磨いています。足りないものはみんなで補い乗り越えて「一番いいハロユス」を披露します。

大葉みらいさん「より上を目指す姿で魅了したい」

写真提供:五風

 結成4年ですが、まだ力不足の面もあります。それでもグループとしてより上を目指すために支え合い、信頼し合い、走って行く姿を観てほしいと思います。そして観てもらうだけではなく好きになってもらえるように、今のハロユスの全てを披露します。

平松聖菜さん「バラード曲に注目して」

写真提供:五風

 新型コロナウイルスの感染者が再び増える中、開催できることに感謝しています。ファンの皆さんを始め、多くの人が関わってできているライブなので、パフォーマンスで感謝の気持ちを伝えたいです。歌が得意ではありませんでしたが、4年間頑張ってきたので成長を見てほしいです。特にバラード曲に注目してほしいです。「センター平松聖菜」確立へ向けて頑張ります。

矢野亜月さん「一番楽しんでいる姿を見せたい」

写真提供:五風

 3周年ライブでお披露目でした。今回はステージでパフォーマンスする初めての周年ライブです。1年で成長した姿を見せたいです。この1年、家が遠いこともあり学業との両立が大変でしたが「メンバーと一緒にステージに立ちたい」との強い思いが支えてくれました。「楽しそうにライブをしているね」と言われることが多いので、今までで一番楽しんでいる姿を見せたいです。

藤咲まりなさん「しなやかさを見てほしい」

写真提供:五風

 メンバーそれぞれに魅せるポイントや気合を入れているポイントがあるので、6人全員に注目してもらえるライブにしたいです。得意のダンスでは大人っぽいしなやかさに注目してほしいです。観客全員にレスポンスする気持ちでステージに立ちます。6人体制の新しいフォーメーションと歌割をメンバーそれぞれが自分の中で迷いながら再構築しています。本番ではその完成形をお見せします。

花城玲奈さん「歌詞を感じて気持ちを伝えたい」

写真提供:五風

 自分自身がライブを楽しみながら、観客に歌詞の世界や気持ちを伝えたい。「楽しそうだね」「頑張っているね」というのは外から見て分かりやすいのですが、今回はそれ以上のもの、「心を動かされた」「感動した」といった言葉をもらえるようなライブをしたいです。この頃、結成当時に比べて攻めの気持ちが弱まっているので、周年では初心を思い出して弾けます。

<取材後記>

撮影:重村誠志

 「今の私たちを見てほしい」

 取材中、メンバーは異口同音に繰り返しました。

 今年3月にアルバム「Nuff said.(ナフセッド)」を発売、収録曲の「猫目ターゲット」「終われない夢」「スクーターガール」のMVを公開するなど2020年、21年とコロナ禍で思うように活動できなかったうっぷんを晴らすような攻勢に出ました。ところがセンターを担っていたメンバーが辞めたこともあり、今のところは思い描いた結果は得られていないように見受けられます。その中で4月下旬のライブではステージ上の6人から何か意を決したような迫力を感じました。

 「終われない夢」ではこう歌っています。

手放したさよならも 抱きしめた傷も
全て意味があると明日は知ってる

 またアルバム収録曲のバラード、「青」ではこう歌います。

諦めないよ
そう決めた時から
消えない涙が溢れた日のように
どんな青空も見つけてきたよね
必ず夜は明ける

撮影:重村誠志

 脱退についてファンがやるせない気持ちになったことは想像に難くありません。残念なことにインターネット上では憶測や誹謗も散見されました。ただ何があったにせよ過去の素晴らしいパフォーマンスは否定のしようがありません。一方で、メンバー6人は既に新しいスタートを切りアジャストを続けています。2日間の4周年記念ライブ、特にワンマンライブでは、その成果として今までとは違う「新しいカタチ」を見せてくれると期待しています。

 いつまでも死んだ子の年を数えていたら、走り続けるHelloYouthに置いていかれるだけかもしれません。

 少しでも気になる方は「今のHelloYouth」をぜひ体感してください。新たな可能性の萌芽(ほうが)がそこにはあるはずです。

 ライブの詳細は下記の公式サイトへ。

ライター:重村誠志

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