映画「ネクストドリーム/ふたりで叶える夢」は王道ハッピーをくれる

 ハリウッドの音楽業界を舞台に人とのつながりや絆の大切さを描き、「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」のダコタ・ジョンソンと、ダイアナ・ロスの娘トレイシー・エリス・ロスの2人が主演を務めた人間ドラマ「ネクスト・ドリーム/ふたりで叶(かな)える夢」(2020年/米)がT・ジョイ福岡(福岡市博多区)、キノシネマ天神(同市中央区)ほかで公開中です。

出典:© 2020 Focus Features,LLC.All Rights Reserved

 ハリウッド音楽業界のトップ歌手・グレース(トレイシー・エリス・ロス)の下でアシスタントとして働くマギー(ダコタ・ジョンソン)。彼女は憧れの環境で働くことに喜びを感じながらも、音楽プロデューサーになる夢をあきらめられずにいました。  一方で、歌姫として名声を得ているグレースも、現状の評価を失うリスクを背負ってでも新曲制作へチャレンジしたいと思っているのに、周囲の反対もあり進めずにいました。

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 仕事のキャリアや年齢、人生経験において全てが違う2人が、「夢を捨てきれない」という気持ちだけでつながり、周囲の人を巻き込みながら前進していくサクセスストーリーで、「令和版『プラダを着た悪魔』」とも呼び声が高い作品です。

 この映画の良さはなんといっても音楽で、ビヨンセ、ジェニファー・ロペス、レディー・ガガらの伝説的プロデューサー、ロドニー・ジャーキンスが音楽プロデューサーを務めています。本作のために制作されたオリジナル曲はどれもそのシーンの登場人物の心情を表しているようで、ときにポップに、ときにノスタルジックに響きます。

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 「プラダを着た悪魔」も大好きな映画なのですが、本作は「プラダ」よりもやわらかく優しい作品だったなという印象。仕事も恋愛も家族も、全部がうまくいっていることはそんなにないのが現実で、でもそのすべてが音楽という縁を通じてうまくいった瞬間を切り取ったみたいな作品でした。

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 いい意味でベタな作品だったけれど、フィクションはベタでいいしハッピーエンドでいい! と改めて思わせてくれる本作。  見終わった後にすがすがしい気持ちになり、「明日からも頑張っていこう」という活力が湧きました。

 コロナの話題ばかりの毎日で、少し窮屈な気持ちになっている人を明るくしてくれる作品です。仕事や日々の生活、人間関係にちょっと疲れた時にオススメの“ビタミン剤”映画、ぜひ劇場の音響で音楽を存分に浴びてください。

ネクスト・ドリーム/ふたりで叶える夢

T・ジョイ福岡、キノシネマ天神ほか公開中 配給:東宝東和 © 2020 Focus Features,LLC.All Rights Reserved

ネクスト・ドリーム ふたりで叶える夢

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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