私だけ食べさせてもらえない…! 義実家に里帰りして凍り付いた出来事とは

私39歳、夫43歳。晩婚で子どもは半分諦めかけていましたが、友人の紹介で“神の手をもつ産婦人科医”のところへ最後の望みをかけ通院することに。涙ぐましい努力の結果、3年かけてようやく妊活に成功しました。 義母のすすめで妊娠初期に義実家で生活していたのですが…。

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待望の妊娠

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 妊娠報告をすると、義父母がお祝いに駆け付けてくれました。義母特製の赤飯を囲んで幸せいっぱいの様子。私が
 「母を早く亡くしたので、お義母さんを頼りにしています」と言うとシャイな義母は微笑んでいました。今思えば、私がこのときに義母のスイッチを押してしまったのです…。

 幸いつわりも軽く、毎日のんびり生活していたある日、義母から宅急便が届きました。中には育児書と手紙が。手紙には「里帰りのつもりでうちにいらっしゃい」と。しかも育児書には付箋とアンダーラインがあり、義母が熟読した形跡が…!

 私は大慌て、「何もしないで!」と叫びたい気持ちを抑えつつ、丁重にお断りの電話をしました。しかし結局押し切られ、安定期に入るまでの3週間、義実家にお世話になることになりました。

義実家に「里帰り」

 週末、夫とともに義実家へ。手土産に義父の好物のレアチーズケーキとウナギ寿司を持参すると、義母は
 「〇〇さん(私)育児書読んでないの? 付箋つけておいたけど」と不機嫌モードに。

 しまった! 読もうと思いながらまだ読んでいなかったのです。後で確認すると、加熱処理されていないレアチーズケーキは食中毒の可能性がありNG、ウナギはビタミンAを含むので妊娠初期の過剰摂取はNG。しっかりとアンダーラインが引かれていました。

 夕方、夫は翌日の仕事に備えて帰宅。こんな時に夫がいないなんて…。1人育児書を読みながら床に就きました。

 翌朝、朝6時半に気持ちを切り替えてリビングに行くと、すでに義父母は食事を終えようとしていました!
 「寝坊してすみません」と謝る私。普段と変わらない義父と
 「どこでも寝られるのね」と冷めた義母…。

水を飲んでも太る?

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 その後、義母はバランスの良い完璧な食事を出してくれるのですが、つわりで残してしまうことが続きました。なのに体重は右肩上がり。
 「水を飲んだだけでも太るのね」と不思議がる義母。実はストレス解消に、夜な夜な隠し持っていたお菓子やカップラーメンを食べていたのです…。さらに散歩と称して外出し、ハンバーガー店にいたところ義母と出くわしてしまったことも! 私は言い訳もできず、2人無言で家に帰りました。

 翌週末、夫が帰省して救われる思いでした。手土産のアイスクリームを配る義母。すると私の分だけアイスがありません。気づいた夫が
 「〇〇(私)の分は?」と尋ねました。

 すると義母は笑顔いっぱい勝ち誇ったように
 「つわりで食べられないわよね?!」と凍るような一言! 私は小さな声で
 「やめておきます」と言う事しかできませんでした。

 しかし私は腹の虫がおさまらず、その後コンビニへ行き1週間分の夜食とお菓子を買い込んだのでした。

ようやく帰宅の日が

 ようやく安定期に入り、帰宅する日が来ました。義母は手作りの煮物をたくさん持たせてくれて、その中にチョコレートが1箱。付箋がついていて
 「お疲れ様、体調に気を付けて。お菓子とカップラーメンはほどほどにね(笑)」とコメントが。義母にはすべてバレていたようで苦笑いする私。

 そして待望の初孫誕生です。義母は孫にメロメロで、今では私がいない隙に、4歳の孫にお菓子をあげています。お義母さんお菓子はほどほどにね。バレバレですから!

(ファンファン福岡公式ライター / みっちー)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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