福岡市動植物園(福岡市中央区)で2年ぶりに行われている「夜の動植物園」。8月6日~9月10日(土)までの毎週土曜日に開催されています。夜行性動物のいきいきした姿や、夜に咲く花を見ることができる貴重なチャンス! 今回はファンファン福岡編集部が家族で福岡市動物園へ行ってきました。
2年ぶりの「夜の動植物園」
時刻は18時。日中の暑さが和らいでくる時間です。通常であれば、福岡市動植物園の開園時間は17時までなので、何だかワクワクします。3歳の息子も、夜の動植物園に来るのは初めてです!
夜の動植物では、飼育員さんによる「ZOOスポットガイド」が行われます。予約などは不要で、開始時刻までに獣舎前へ行けばOK。日によって紹介される動物が変わるので、事前に公式サイトの「イベント情報」ページで確認していくと安心です♪
この日は18時から、フンボルトペンギンのスポットガイドが始まりました。今年1月にオープンしたばかりのペンギンエリア。ペンギンたちは大きな水槽を涼しそうに泳いでいます。
飼育員さんによる解説は分かりやすくて、子どもたちも真剣に聞き入っています。
ペンギンは年に1回羽毛が生え変わるのですが、まさに今がフンボルトペンギンたちの換羽期なんだそうです! 言われてみれば水槽に羽が浮いていたり、ペンギンたちの様子も前に見た時と違う気が…。自分では気付かないポイントを教えてもらえるので、観察するのも楽しくなります。
続いて18時30分からは、シロテテナガザルのスポットガイドへ。目の前にシロテテナガザルが来てくれるので迫力満点! そろそろご飯の時間。飼育員さんが持っているエサをじっと見つめる姿が、何ともかわいらしいです。
現在、福岡市動植物園には3頭のシロテテナガザルがいて、それぞれ性格が違うんだそうです。普段は聞けない飼育の裏話を聞けるので、子どもも大人も楽しめます。
飼育員さんの手から、直接エサを受け取る姿も見ることができました♪
日が沈んでもまだまだ暑いので、レストラン「Café Rassembler(カフェ ラソンブレ)」でちょっと休憩。華味鳥、ジビエコロッケ、伊都物語ソフトクリーム、など福岡の食材を使ったメニューが豊富です。
今回食べた「Café Rassemblerかき氷」(400円)にも、八女産のみかんがトッピングされていました! ほんのり塩味がおいしい「ペンギンもなかアイス」(400円)、「アメリカンドッグ」(250円)を食べて元気をチャージします。
エントランス広場では、1回1,000円ハズレ無しのルーレットゲームが行われていたり、クラフトビールが飲めるカフェが出店していたり、お祭りのような楽しい雰囲気です。
園内の各レストランでは、夜限定メニューもお目見えしています!
この後は、動物をゆっくり見て回りました。夜になっても見えやすいように優しい光でライトアップされています。
写真はミナミシロサイ。日中は、のんびりしているイメージがありますが、夜は走っている様子も観察できて驚きました。
ライオン、フクロウ、カンガルー、レッサーパンダ、など夜行性の動物は意外に多いことを知りました。動物たちが元気に動き回る姿に、子どもも興味津々です。帰る頃には「ぜったいまた行こう!」と大満足の様子でした。
貴重な体験ができる「夜の動植物園」、夏休みの良い思い出になりました! 次回は植物園にも足を運んでみたいと思います。
ペンギンエリアでライブペインティング
2016年以降、毎年夜の動物園のビジュアルを描いているのはイラストレーターの北村直登さん。8月20日(土)には、北村さんによる1日限定のライブペインティングが開催されます。
<ペンギンエリアでライブペインティング>
日時:8月20日(土)19:00~
場所:ペンギンエリア
※雨天決行
なんと! 今年の「北村直登×福岡市動物園」は、このライブペインティングだけではなく、北村さんが発起人となり、クラウドファンディングを実施するようです。詳細は8月17日(水)に情報解禁予定とのこと。17日が楽しみですね♪
福岡市動植物園「夜の動植物園」
場所:福岡市動植物園(福岡市中央区南公園1-1)
開催日:8月から9月第2週目までの毎週土曜日(8/6、13、20、27、9/3、10)
時間:9:00~21:00(入園は20:30まで)
入園料:大人600円、高校生300円、中学生以下無料
電話:092-531-1968