マイナポイントの申請で、未成年の子どもや高齢になった両親の分はどうしようとお悩みではありませんか? 今回はファイナンシャルプランナーの川畑が、家族分のマイナポイントの申請方法について注意点と一緒に解説します。手順を踏めば家族分も受け取れますので、しっかり確認していきましょう。
子どもや高齢の両親のマイナンバーカードの申請方法
マイナポイントをもらうには、まずマイナンバーカードの交付申請をする必要があります。年齢による違いなどを確認しておきましょう。
15歳未満の子供の場合
子どもの年齢が15歳未満の場合、親などによる代理申請となります。マイナンバーカードの受取時には本人と一緒に代理人が同行します。
(※マイナンバーカード総合サイト よくあるご質問 Q15|参照元:https://www.kojinbango-card.go.jp/faq/)。
15歳以上18歳未満の子どもの場合
子どもの年齢が15歳以上18歳未満であれば、基本的には子ども自身によって手続きを行うことになります。
(※マイナンバーカード総合サイト よくあるご質問 Q15|参照元:https://www.kojinbango-card.go.jp/faq/)。
ただし、どうしても本人だけでは難しい場合、親など法定代理人が手続きを行うこともできます。
高齢者でご自身での申請が難しい場合
マイナンバーカードのことがよくわからない、スマホなどの操作が難しく自分ではできそうにないといった高齢の両親の場合、家族が代理で申請手続きをすることが可能です。
マイナンバーカードの受取は本人が窓口に出向くことが原則であるため、受け取り時は申請者本人と代理人が一緒に行くことが求められます。ただし、申請者が長期入院している場合などどうしてもやむを得ない場合、代理人が本人に代わって受け取りへ行きます。
マイナポイント申請の注意点を確認しよう
マイナポイントを申請するにあたっていくつか注意点があります。ここで確認しておきましょう。
マイナポイントとマイナンバーカードの申込期限に要注意
マイナポイント第2弾には期限があります。まず、マイナンバーカードの新規発行は2022年9月末を期限としており、マイナポイントの申込期限は2023年2月末となっています(※”マイナポイント 公式HP”参照)。マイナンバーカードの発行には1カ月程度はかかると見込まれるため、早めに手続きを行うことをおすすめします。
子どものマイナポイント申請と注意点
子どものマイナポイントの申請は、15歳未満であれば親など法定代理人が行います。15歳以上18歳未満は原則本人が行いますが、難しい場合は本人が同席の上で親など法定代理人が行うことも可能です。
(※マイナポイント 公式HP よくあるご質問|参照元:https://mynumbercard.point.soumu.go.jp/)
選択する決済サービスは本人名義のものが原則ですが、子どもが未成年の場合は親の名義のサービスを選ぶことができます。
注意点として、親の名義でポイントを受け取る際に名義人と子どもで同一の決済サービスを選ぶことはできません。例えば母親が自分のマイナポイントを楽天カードで申請したとしたら、子どものマイナポイントは母親名義であっても別のサービスを選択する必要があります。子どもと自分のマイナポイントを一緒のサービスでまとめてもらおう! というのはできないのでご注意ください。
高齢家族のマイナポイント申請と注意点
高齢のため自分でマイナポイントを申請するのが難しい場合、家族に代理で申請してもらうことも可能です。また、市役所での手続きも出来ますので、まずは事前に電話等で確認してみましょう。注意点として、家族名義の決済サービスでマイナポイントを受け取れるのは未成年者に限ります。
つまり、いくらキャッシュレスという言葉や使い方がわからなくても、高齢の両親などの場合は自分名義のサービスでしかマイナポイントを受け取ることができないルールとなっています。
「うちの親はどうせマイナポイントやキャッシュレス決済なんてわからないし、私の名義のサービスでもらっておこう」というのは出来ませんのでご注意ください。
家族分のマイナポイント申請は名義やサービスに注意して手続きを
まとめると、15歳未満の子どもは親などが代理で手続きし、15歳以上18歳未満の子どもは原則として自分で手続きを行います。また、自分で手続きが難しい高齢の両親がいる場合は家族が同伴して手続きを進めることでマイナポイントを受け取れます。
未成年の場合、受け取るマイナポイントは親などの名義のサービスを選ぶことが可能です。ただしその場合、子どもと名義人が同一のサービスを選択して1つにポイントをまとめることは出来ません。高齢の両親などの場合は、本人名義のサービスを利用する必要があります。必要に応じてサポートをしてあげたいですね。
(ファンファン福岡公式ライター/川畑彩花)