福岡市地下鉄金山駅から徒歩約3分、商店が並ぶ城南学園通りから入った路地にあるパスタ専門店「PASTASHOP(パスタショップ)」(福岡市城南区)です。同市早良区の有名パスタ店で腕を磨いた大久保公一郎さんが2006年にオープンしました。
玄界灘のタコにこだわった「真ダコのプッタネスカ」をぜひ!
オーナーの大久保公一郎さんがこのエリアを選んだのは、「生活の匂いがする街が好きだから」。暮らしに溶け込むような店にしたいという言葉通り、初めての人も立ち寄りやすい、くつろげる雰囲気です。
パスタはトマト、クリーム、ミートソース系などの全9種類。ランチタイムは、イタリア・シチリア島の煮込み料理「カポナータ」とバゲットが付くプレートセット(通常はプラス150円)が、パスタの単品価格で注文できてお得です。
大久保さんのイチオシメニューは「真ダコのプッタネスカ」(980円)。「圧倒的に味が良い」と玄界灘の真ダコにこだわり、アンチョビー、オリーブの風味が香るトマトソースで仕上げています。以前は季節限定のメニューでしたが、新鮮な真ダコを一年中確保できるようになり、20年の夏から定番メニューになりました。 身の大きな真ダコはふわふわと優しい歯応え。「タコは硬いと思っている人が多いので驚かれます」。“地の食材”だからこそ、味も食感も最高の状態を提供でき、「また食べたくなる」とリピーターに支持されています。
もう一つ、根強い人気なのが「アリオ・エ・パンナ」(750円)です。ニンニク、唐辛子が効いたペペロンチーノとパルミジャーノチーズを使ったクリームソースの組み合わせで、「日本ではなかなか見掛けないメニューかもしれません。気に入って毎回『絶対これ』と注文される常連さんもいますよ」。 ペペロンチーノとクリームソース、それぞれの良さが引き立て合う絶妙な味わいを自宅で再現しようとする人もいるとか。「面白いのが、子どもさんがよく挑戦してくれること。次に来店した時、『お店の味にならんよ』というので作り方のコツを教えることもあります」
昨夏に登場した新メニュー「ポルコロッソ」(単品750円)は、「アリオ・エ・パンナ」との相性が抜群の肉料理です。鹿児島県産のナンチクポークを低温で煮込んだスペアリブと、粗びきにしたひき肉のミートボールをトマトでじっくり煮込んでいるので、イタリア語で「赤い豚」の意味のメニュー名にしたといいます。 「アリオ・エ・パンナ」とのセットはパスタのサイズがレギュラー(1,380円)、ハーフ(1,280円)、ラージ(1,550円)から選べます。「トマトの爽やかな酸味、唐辛子のピリっとした辛味、滑らかなクリームなどが混じり合う味をぜひ堪能してください」。おコメ派の人はターメリックライスと合わせたポルコロッソライス(900円)もあります。
どのメニューも運ばれてきた瞬間、「わあ」と顔がほころんでしまうほどボリューム満点。「高齢の方は『食べきれるかしら』と言いながらも、案外ペロリと完食されます。『おいしかった』と言っていただけるのは心からうれしいです」。
「椅子の座り心地が良かった、聞こえてきた音楽が良かったなどでもいいので、とにかく良い時間を過ごしてもらうのが一番」とにっこり。そんな気持ちで迎えてくれるから、きっととても居心地がいいのですね。
PASTASHOP(パスタショップ)
住所:福岡市城南区七隈4-3-32 電話:092-865-3668 営業:11:30~14:30(L.O.14:00)、17:30~20:00(L.O.19:30) 日曜休
施設名:パスタショップ (Pasta Shop)
住所:福岡県福岡市城南区七隈4-3-32-1
営業時間:10:00~20:00
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。
アクセス:金山駅から208m