“好き”や“得意”を生かした創業。日本政策金融公庫の福岡ビジネスサポートプラザ(福岡市博多区)では、創業相談の専門スタッフによる窓口を設けています。
パン店「ロッサガレージ」は2019年4月、福岡市南区玉川町にオープンしました。 店長の田島成喜さんは、いわゆる脱サラ組。自分の店を持つことを目標に会社を辞め、調理専門学校に通いながら人気のパン店に勤務するなど、約10年の修業期間を経て開業の夢を実現しました。 「パン店に勤務して新店舗立ち上げの企画からオープンまでを一通り経験したのをきっかけに、そろそろ自分も店を持ちたいという気持ちが一層高まりました。まず資金作りのために日本政策金融公庫福岡ビジネスサポートプラザへ電話をしたんです。そうしたら『一度相談にいらっしゃいませんか』とお話をいただきました。私も話を聞きたかったので、足を運びました」と田島さんは振り返ります。
その時に対応した創業相談の担当者と一緒に、準備を進めることになりました。 「創業計画書は自分で作成したのですが、内容について不安だったのでアドバイスを受けました。借入金の返済額や返済期間について、こちらの要望を聞いてもらうことができましたので、非常に助かりました。また、福岡県よろず支援拠点を紹介してもらい資金面以外の相談もできました。皆さんスペシャリストなので、相談した内容に対して的確に答えが返ってきました。おかげで、比較的スムーズにオープンできたのではないかと思います」相談窓口に足を運んでから約1年で開業を実現しました。 「理想どおりの店舗ができて、満足しています。ロゴも自分で作ったんですよ」
同店の人気は、しっとりふわふわの食パン。ちょっとした手土産に購入する人も多いといいます。パンだけでなく、店には長崎県波佐見焼の食器やこだわりのコーヒー豆などが並んでいます。
「パンを主力にしながら、それにとどまらない店づくりをしていきたいです。将来的には、好きな日本酒なども扱いたいと思っています」。「ロッサガレージ」という、ちょっとパン店らしくない店名も、そんな思いから付けたそうです。
オープンから約2年、ようやく落ち着いてきたところといいます。 「来ていただくお客さま一人一人がありがたく、大事にしなくてはと実感しています。これからイベントなどに出店して、もっと店をPRしていきたいですね。ニーズに合わせた商品づくりにも力を入れたい」と声を弾ませていました。
田島さんのように、やりたいことや好きなことで創業したい人、創業に興味がある人向けに、日本政策金融公庫 福岡ビジネスサポートプラザでは「第9回女性×若者向け創業相談ウィーク」を2月15日(月)~20日(土)に開催します。無料でオンラインの個別相談が可能です。具体的な計画や知識がない人もOK。詳しくはwebサイトで確認を。
<店舗情報> ロッサガレージ 住所:福岡市南区玉川町1-25 幸田ビル1階 電話:092-408-7277 営業:平日 8:15~19:00 / 土曜・祝日 10:00~19:00 日曜休
第9回女性×若者向け創業相談ウィーク
日時:2月15日(月)~20日(土) ※オンラインによる個別相談 ※相談無料、書類などの準備不要 ※要事前申し込み ◆相談後、アンケート回答者にステンレスボトルをプレゼント(数量限定) ◆最新の情報はHPからご確認ください。 申込:下記サイトから 主催・問い合わせ:日本政策金融公庫 福岡ビジネスサポートプラザ 電話:092-411-9303(平日9:00~17:00)