年の差育児は楽? 思春期の長男と、赤ちゃんの年の差育児体験談

年の差育児は楽だと思っていましたが、13歳差の年の差育児は違っていました。一人っ子として育ててきた長男は、2人目が生まれた後に思わぬ赤ちゃん返り。思春期真っ只中の長男と2人目の赤ちゃんのドタバタ育児の体験談です。

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13年間一人っ子だった長男

 2人目を望んでいましたが、なかなか授かることができず…。長男を出産してから13年後に授かることができました。

 13年間は良い意味で手取り足取りの一人っ子状態。私は過保護すぎるくらいに育児をしていましたし、大切に時間を過ごしてきました。

 兄弟がいたら楽しいなとは話はしていましたが、長男は一人っ子が当たり前となっていました。今思えば、長男はそれに甘えていた部分もあったのかなと思うこともあります。

中学生になる長男の赤ちゃん返り

出典:写真AC

 長男が中学生になってから授かることができた2人目に、私たち夫婦は大喜び。長男も表向きは喜んでいたものの内心は複雑だったようです。

 妊娠中は私の体調を心配してくれていましたが、出産後は明らかに赤ちゃんに無関心を装っていました。今まで自分が家族の中心であった環境が変わってしまい寂しそうでイライラもしていました。

 2歳や3歳の子どもの赤ちゃん返りとは少し違いますが、構ってもらえず不機嫌だったり、家族の気を引くために
 「お腹の調子が悪いんだ」
 「足が痛いんだ」と言ったりしていました。

 もともと中学生になってから、反抗期のようにイライラしていたのですが、事態はさらに酷くなりました。言葉遣いが悪くなったり、学校のことや勉強の話をすると機嫌が悪くなったり…。赤ちゃんの泣き声が聞こえたら
 「どうしてこんなに家がうるさくなっちゃったんだ!」と怒りをぶつけてくることもありました。

再び長男との時間を大切に

 2人目を妊娠する前は毎日、学校から帰宅した長男とお菓子を食べながら1日の出来事を聞く時間をもっていました。2人目が生まれた後は私自身に時間の余裕がなくなり、その時間が思うように持てなくなってしまいました。

 そこで実家の母に協力してもらうことに。長男が帰宅した後に、私と長男の「お茶の時間」を再び持つことを心がけました。その間は母に赤ちゃんのお世話を頼みました。

 最初長男は
 「赤ちゃんは大丈夫なの?」と戸惑った様子でしたが、以前のような楽しい会話ができ、親子で満足できる時間を過ごすことができたと思います。

長男と2人目の成長

出典:Pexels

 その後、赤ちゃんの成長とともに長男の心も落ち着いてきたようです。反抗期はなかなか通り過ぎませんでしたが、赤ちゃん返りのような言動は無くなってきました。

 赤ちゃんがハイハイを始めて、お兄ちゃんを理解して笑ったりできるようになると、慕ってくれる2人目ができたことが嬉しくなったようです。ご飯をあげるのを助けてくれたり、着替えを手伝ってくれたり、お世話もしてくれるようになってきました。

 一人っ子が長かった長男に兄弟ができ、夫婦で喜びましたが長男はとても複雑だったようです。赤ちゃん返りや思春期の反抗的な態度が重なり、さらには2人目の育児に余裕もない自分もいました。

 長男との向かい合う時間を重視した結果、長男の赤ちゃん返りは自然と治りました。また2人目が長男を「お兄ちゃん」と慕ってくれるのが嬉しく、兄弟関係も良好になりました。年が離れた兄弟の育児は楽だと聞きますが、反抗期と赤ちゃん返りが一緒になる場合は違っていた体験談でした。

(ファンファン福岡公式ライター/emytera)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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