「嫁姑問題」より「嫁小姑問題」の方が厄介と言われますが、みなさんはいかがですか? 結婚して10年、2児のママの私にも嫌味を言う困った小姑がいます。それは主人の妹。今回はそんな義妹に、わが息子の言葉でスカッと一撃したエピソードを紹介します。
自分が一番でないと気がすまない 女王様タイプの義妹
結婚当初、私より4歳年下の義妹は趣味のこと、ファッションのことなどフランクに話す友達のような存在でした。私たちが結婚して程なく義妹も結婚し、主人の実家から歩いて5分の借家に住むようになります。
夫の実家に行けば必ず義妹がいるという状況。次第に、私が0歳の子育て真っ最中にもかかわらず、30代の義妹の相談事を昼夜問わず電話で聞くようになっていました。
「少し距離感が近いかな」と思い始めた頃から、義妹が私に敵対視しているのを感じるようになったのです。
私の着ている服を見て
「どこのブランドの服?」という質問から始まり、
「そんな安物の靴すぐに壊れそう!」など、私の身に着けている物に対してチェックと嫌味を言うようになりました。 「どうしてこんなに嫌味を言われるのだろう」とモヤモヤした気持ちでいっぱいでした。
夫に相談したところ
「わがままな性格だから気にしないで」との返答。義両親は甘やかして育てた義妹に全く怒ることができないということでした。自分が一番でないと気がすまない女王タイプの義妹だったのです。
義妹の嫌味が止まらなくなったわが家のマイホーム計画
そんな時、わが家でマイホーム計画が持ち上がりました。共働きで頑張っていこうと決意した、ささやかなマイホームです。義両親は
「いい場所に家を買えてよかったね」と応援してくれましたが、快く思っていない人物が一人。それは義妹でした。
お正月の親戚の集まりで事件は起こりました。新年の挨拶が終わり、いざ宴会を始めようという時に
「お兄ちゃんの建てる家、玄関の向きが良くないわ」
「地震が起きればすぐに倒れる家だね」と、義妹がわが家のマイホーム計画にケチをつけだしたのです。
義両親は何も言えず黙ったまま。親戚は
「いい家じゃない」と私たちのフォローをしてくれ、
「ケチをつけるのもいい加減にしろ」夫は義妹に怒りをあらわにしていました。
しかし義妹は夫や親戚の制止を無視して、わが家のマイホーム計画への難癖をさらにヒートアップさせていきます。
スカッと一撃した息子の一言
私はあきれて言い返す気力も失っていましたが、救世主が現れました。わが家の4歳の息子です。
「○○ちゃん(義妹の名前)赤ちゃんみたい、ぐずっちゃためだよ~」
一瞬、場の空気が凍り、体裁の悪くなった義妹は荒々しく足音を立てながらその場から出て行ってしまいました。息子の諭すような言い方がおもしろくて、夫や親戚、義両親も大笑い。私もスカッとした気持ちになり、笑ってしまいました。
その後、義妹の嫌味は少なくなりましたが、相変わらずの女王様ぶり。わが家の嫁小姑問題は避けては通れないようです。 私は自分の家族を守ることが大切と考えるようにして、気を楽にしています。似たようなお悩みの方がいらっしゃったら、この話で少しでも気を楽にしてくださるとうれしいです。
(ファンファン福岡公式ライター/こはる日和)