35歳で離婚し、気がつけば38歳。心の傷も癒え、再婚に前向きになったものの、ふと辺りを見回すと「あれ?」いないんです、独身の男性が!(笑)そんなある日、社員食堂でランチをしていた時に同僚から勧められた婚活アプリ。面白半分で登録してみると…
38歳でモテ気分を味わえるアプリ
簡単なプロフィールと顔写真、そして本人確認のための運転免許証などを登録してすぐに登録完了。承認されるやいなや、メールボックスが婚活サイトに登録している男性からの「いいね」や「メッセージ」でいっぱいに! 年齢的に婚活市場カースト下位にいるにも関わらず、まさかの反応に
「見て、こんなにメッセージが来たよ!」と同僚に見せびらかしていました(笑)
どうやら登録して最初の1カ月は優先的に目立つ位置に表示してくれるらしいのですが、モテとは無縁の私はしばし、「モテの気分」を疑似体験することができたのです。たとえ相手が自分以外の複数の女性にも同じようなメッセージを送っていたとしても、気分は決して悪いものではありません。
来るオトコは3種類! どのタイプを選ぶ?!
「せっかくメッセージをもらったのだから返信してみよう」と思い立ち、何人かの方とやりとりをしているうちに分かったことは、このアプリを利用している男性には3種類のタイプがいるということでした。1番多いのが「ヤリ目(やりもく)」と言って、性的な関係を目的とした結婚する気のない人たち。
すぐに会いたがり、夜にお酒を交えたデートに誘ってくるので分かりやすいといえば分かりやすい。当然スルーすべき人たちです。そういった人達は若い女の子だけをターゲットにすると思っていたので意外でした。
その次に多いのが「家政婦さんを募集している人」です。私の年齢的にも、お相手が「バツイチ」ということは多く、お子さんがいる人も少なくないです。「よさそうな人だな」と思っても、よくよくプロフィールを読むと「掃除が得意な人がいい」「娘の習い事の送迎をしてもらいたいので運転免許証をもっている人がいい」などと書いてあります。
そんな人たちには、家政婦紹介所を案内してあげたくなりますね。
そして最後が「本気で結婚したいと思っているけど癖がある人」です。癖とは、「実は借金まみれ」「精神的に病んでいる」「バツ3」などですが、中には文章そのものに癖がある人もいました。メッセージをやり取りする中で、「こんばんは」ではなく、「こんばんわ」、中には「こんばんみ」と書いてくる人… 最初の5文字だけで距離を取りたいと思わせるのは、ある意味才能かもしれません。
結局のところ婚活アプリっていいの?
先ほど婚活アプリを利用している人には3種類いたとお伝えしましたが、自分もバツイチなので例外ではなく、3つめの「本気で結婚したいと思っているけど癖がある人」に該当すると思います。だから、私が婚活アプリで相手を選ぶとしたら間違いなく同じタイプで、その癖が許容範囲であればいいと思っていました。
今の主人はまさしくそんな人です。婚活アプリを始めて1カ月以内に出会うことができました。バツ2で婚外子までいるので癖は大ありですが、子煩悩で仕事もきっちりこなし、誠実な人なので、適度な距離を保ちつつもお互いに良い関係を築いています。
「いい年して婚活アプリなんて」という声もあると思いますが、よっぽどの美貌や財産がない限り、30代後半で本気で結婚したいなら、ある程度の妥協は必要だと思います。自分も完璧な人間ではないですからね。
(ファンファン福岡公式ライター/あそうママ)