”よござっしょのくま”で知られる西鉄雑餉隈駅から下大利駅の間が高架化され、三日前の8月28日、新装された白木原駅で式典が開かれてました。
東京首都圏のニュースなどで時々目にする、”開かずの踏切”というほどではないのですが、区間の踏切の長めの車両通過待ちにはちょいちょい悩まされたので、うれしいかぎりです。
雑餉隈駅に近い場所には、こんな楽しげなポスターが貼ってありました。
2枚とも良いデザインだと思います。「待ちに待った」感が広い青空に表われてます。「銀天祭」も開かれ
たようです。近くに銀天町商店街がありますからね。
昔このあたりに熊ちゃんラーメンというお店があって、深夜に飲んだ勢いで立ち寄ったものでした。
あの千葉真一が生まれたという雑餉隈。駅前から銀天町までの商店には昔ながらの雰囲気、香りが残っていて懐かしく心地よい気持ちになります。本物のレトロです。最近、わざとらしいニセモノの”レトロ”も幅を利かせてますが。
さて、今回の本題。雑餉隈駅から南側に数百メートルの場所に西鉄の新しい駅が出来つつあります。だいぶ形になってますね。
かなり大きそうです。私がよく使う大橋駅までは行きませんが、高宮駅よりは大きくなるのかもしれません。
中に足場が見えますね。すさまじい暑さの中、作業される方は大変です。
で、私がすごく残念なのは、この新しい駅名が、「桜並木」駅に決まってしまったことです。公募だから仕方ないとはいえ、西鉄さん、今からでも遅くないから考え直しませんか。
わたし的には、「春町(はるまち)」が良かった。
駅の東側細い道をはさんだ場所の街区表示です。春町1丁目1番地です。
Wikipediaで調べると、駅そのものの場所の地名は、竹丘のようですね。あるサイトでは、「竹丘春町」というアイデアも提示されていました。でも、私は二つの地名が重なるのはどうも・・・。地下鉄に「中洲川端」駅ありますが、地元民としては、「どっちやねん」と言いたくなるのでは。
以前、このブログで書きましたが、「ニュー春町温泉」という思いっきり”昭和な”銭湯が近くにありました。一度だけ行ったときの怪しげな空気感は今も忘れていません。
駅の名前という晴れ舞台に、春町を上げて欲しかった。心底残念無念。
だって、桜並木なんて日本全国どこにだってある風景じゃないですか。そして、大牟田方面8駅先には、「桜台」駅があるんですよ。桜がダブるのはよろしくないし、乗客だって取り違えるかもしれないじゃないですか。
春町でなければ、やはり近郊の地名「東雲(しののめ)」駅が良かったなあ。歴史とわびさびを感じるじゃないですか。
しょせん、負け犬の遠吠えでしょうか。これが近くを東西に延びる桜並木です。季節になると花が咲き誇ってきれいなことは否定しません。
ここも踏切だったところですが、東側にも桜並木は続きます。
これを見ると、高架前と後がわかりやすいです。
さてさて、元踏切だった地点には、この看板表示が設置されています。
なのに、私が見ていると、少なからぬ自動車が一旦停止してます。線路の跡が残るなど踏切の様子はまだあるので、反射的に止まってしまうんでしょう。たまにスーッと行くのはいつも通過する常連さんなのかも。
いったん、区間の踏切解消は終えましたが、高架橋の工事はまだまだ続きます。来年の年末までかかるようです。
にしても、雑餉隈駅と新駅間は近いですね。約600メートルと言いますが、ホーム同士の一番近いところの距離は400メートルくらいじゃないですか。先日の世界陸上で金メダルのマイケル・ノーマンなら44秒29で走りますよ。私ならヨロヨロ歩いて10分でしょうか。同じ人間とは思えません。
知りませんでしたが、ノーマン選手のおかあさんは日本人なんですね。余談です。
「桜並木」の駅名決定は悔しいですが、嘆いてもしょうがないので、新しくなったという白木原駅にも行ってみました。昔とは様子がだいぶ違います。
ゆったりとしたロータリーがあります。
次男がすぐ近くの高校に行ってたんで、時々来てましたが、見違えました。この沿線便利になって、不動産業界も注目のエリアらしいですが、便利になって、高校の競争率も上がるかもしれんですね。