コロナ禍の2020年6月、第2子の妊娠がわかった私。もともと2人目は欲しかったので嬉しくもある一方、前代未聞の状況に不安もありました。コロナ禍の妊娠に対する周りの反応や、妊娠中の生活で大変だったこと、病院の対応などを振り返ってみます。
コロナ禍の妊娠報告 周りの反応が不安…
コロナ禍で初めての緊急事態宣言が明けて少し経った2020年6月に、第2子の妊娠が発覚しました。
感染者数が少し落ち着いてきた時期だったとは言え、正直周りから「こんな時期に妊娠して!」と言われるのではないかと不安に思っていました。
しかしいざ安定期に入って親族や親しい友人達に妊娠の報告をしたところ、みんな祝福してくれました。もちろん「この時期だから気をつけてね!」とは言われましたが、私や赤ちゃんを気遣ってくれた点では感謝しなければいけないなと思っています。
妊娠中のコロナ感染対策は想像以上に大変!
妊娠中の新型コロナウイルス対策は思った以上に大変でした。生まれてくる赤ちゃんのため、「自分は絶対に感染しないように気をつけよう!」と意気込んだものの、買い出しや妊婦健診のための通院など最低限の外出は必要ですし、夫も通勤のため毎日仕事に出かけます。
不安になってネットで色々と調べましたが、妊婦の感染者に関するデータ自体が少なく、もし感染してしまった場合実際赤ちゃんにどれほどの影響があるかわかりませんでした。
感染対策のため、外出先では何かに触れるたび持ち歩いているアルコールジェルで念入りに消毒したり、夫には仕事から帰宅したらすぐにお風呂に入ってもらったりしました。
手洗いや消毒はかなり頻繁に行ったので手荒れをしてしまった点、妊娠中はちょっとした動作で息が上がりやすいのでマスクを常に着用しなければならない点には結構苦労しました。
また、これは仕方がないと割り切っていますが仲の良い友人達との食事会やお出かけに参加できなかったのは寂しかったです。ただLINEのビデオ通話によるオンライン飲み会には参加できたので、文明の力に感激しました。
コロナ禍では病院の体制が通常と異なり戸惑いも
コロナ禍では出産する病院の体制が第1子の時とは異なる部分があったことに戸惑いを感じました。もちろん病院によって普段とあまり変わらない場合もあると思いますが、私が受診中の総合病院の一例を紹介します。
まず医師から説明されたのは、陣痛時にもし咳や熱などの症状がある場合、PCR検査の結果が出る前に緊急帝王切開をする可能性があるとのことでした。医師や看護師、他の妊婦さんや赤ちゃんの命を守るために必要な感染対策だとは思いますが、本来必要のない帝王切開も有り得ると思うと怖いなと感じました。
さらに一番ショックだったのは、立ち会い出産と出産後の面会は一切できないと言われてしまったことです。私としては陣痛を耐えている間に夫が居てくれたら心強いですし、赤ちゃんの生まれたての時期を誰かに見てほしいと考えていたので、コロナ禍の妊娠を少し甘く見ていたようです。
ちなみに、妊婦健診の流れ自体はほとんど変わらず健診回数が減ることもありませんでした。ただ総合病院だと色々な人が来るので、感染の不安は正直今も拭えません。恐らくまだまだウイルスが蔓延している中での出産になりそうなので、最後まで感染対策など気を抜かずに過ごしていきたいと思っています。
(ファンファン福岡公式ライター/ヒイラギ)
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