さて、今年は例年より涼しい夏ではありましたが、それでも季節の変わり目には多かれ少なかれ心身のバランスが崩しがち。普段どんなに明るいひとでも「何だかやる気のおきないとき」や「何もしたくない」と思うときってありますよね。
わたしも、ときどきこの「何もしたくない」病に罹患します。ひどくなると、何とか自分をなだめすかして家事やらしごとやらさせようとしても「やだやだやだ!」「やりたくないんだもん!!」とすべてに拒否反応。もう!子どもかよ!! ・・・と愚痴のひとつもこぼしたくなりますが、そう、これ、子どもの「イヤイヤ期」みたいなものなんですよね(※注:子どもいないから推測)。 2歳児ならぎゃん泣きしても成長の過程よね、と周囲から思ってもらえますが、33歳の大人はぎゃん泣きするわけにもいかないっす。ということで、自分でどうにかこの大人の「イヤイヤ」期を乗り越えるステップを編み出しましたのでみなさんにもシェアします。
STEP 1. 思う存分、「イヤイヤ」させてあげる
インナーチャイルドとか、そんな話ではありません。 でも、自分のなかにちっちゃな2歳児がいると想像してみましょう。早い話がその子(=自分)の意志に反して何かをやらせようとするから「やだやだやだ!」と拒否反応をおこしてるわけです。 「本当は気が進まないけど、仕事でやらないといけないから」なんて、大人にはよくあること。最初はそんな小さな「よくあること」かもしれませんが、その子が何も言わないからといってムリをさせ続けると「超絶イヤイヤ期」突入! こうなったら、この子を思う存分あばれさせるしかありません。拒否反応が出ること、嫌だと思うことはなるべくしない。生活上、必要最低限のことをして自分のなかの2歳児が静まるのを待ちましょう。
STEP 2 自分のなかの2歳児に「何がそんなにいやなの?」と聞いてあげる
以前、ネット上でこんなお父さんの体験談を見つけました。 「子どもが朝、幼稚園に行きたくないと大泣きして大変だったが、これは腰をすえてつきあってやろうと思い、その日は半休をとって『どうして行きたくないのか』をじっくり聞いてあげた。諭そうとかせずに。するとその子なりに色々と『行きたくない』理由を言い尽くして、それを全部親に聞いてもらってスッキリしたのか、結局元気に幼稚園に行った」。 これってじつは大人も一緒なのでは?自分は本心では嫌だと思ってるのに、その理由を誰も(自分でさえも)気にかけてくれないし、なかったことのようになっていく。ほんとは嫌なのに!!きぃ〜!!! 信頼できる誰かに話を聞いてもらうのもよし、自分でノートに書きなぐるのもよし、ひとりぶつぶつひとりごと言うのもよし(場所は選ぼう)。わたしは自分のなかでイヤイヤ暴れてる子の話を聞いてあげるようなイメージをします。 「なになに、何がそんなに嫌なの?」。すると「だって・・・」とその理由が出てくる出てくる。しかもそれ、だいたい「だって好きじゃないんだもん」みたいな、子どもっぽいことばっかり。でもひとの本質なんて大人になっても子どもみたいなものかもしれませんね。
STEP 3. 「じゃあ、それしなくてもいいよ」と自分に言ってみる
人間って不思議な生きもの!うえにあげた幼稚園児の例のように、いったん言い分をぜんぶ聞いてあげると案外ケロッとするものです。それにわたしの経験上、「わかったよ、じゃあそれしなくていいよ」と自分に言ってあげると、かなりの確率で「・・・いや、する」となる。あまのじゃくか!
それでも「どーしてもしたくない」という答えが自分の心から返ってきたときは、それはきっと何かのサイン。いままでの生活スタイルや仕事のしかた、人間関係を見直したほうがいいよ、という自分の心からのSOSかもしれません。 いかがでしたか?あなたももし大人の「イヤイヤ期」に突入してしまったら、ぜひ参考にしてみてくださいね。