福岡県直方地方で昔から親しまれてきた味といえば… カレー焼き!と聞きました。
「焼きカレー」はよく聞きますが、「カレー焼き」って…? 半信半疑で「からあげ&カレー焼き ZUGGEN~次元」(直方市古町3-2)を訪れました。
直方市のお隣・宮若市出身の女性いわく、「学生のころよく食べた!」とか。このお店は直方のソウルフード「カレー焼き」の3代目で、50年の伝統の味を受け継いでいるそうです。さっそくいただきます!
美味しい! どこか懐かしいような、甘いカレーの味が口の中いっぱいに広がりました。 へぇ~、直方にはこんなソウルフードがあったんですね。 さて、全国的にも有名な直方のお菓子といえば「成金饅頭」!
市内にいくつかお店があるようですが、今回は大石本家(直方市古町17-8)で名物の「成金饅頭」をいただきました!
成金饅頭は、日露戦争のときにうずら豆の価格が高騰し、処分に困ったためにお菓子として開発されたと伝えられています。 「成金」の名前の由来については、炭鉱で財を成した人々にあやかったとか、地元の炭鉱王が名付けたとか、諸説あるようです。それにしても、ねじり梅の焼印がいかにも縁起良さそうですね。
この成金饅頭、直径30cmほどある大きなものもありました。 「丸くおさめる」という縁起物として、地元では贈答用や結婚式の引き出物に用いられているそうです。そういえば、店内には新郎新婦がケーキではなく大きな成金饅頭に入刀している写真もありました。 そしてもうひとつ! 直方のご当地グルメとしてぜひご紹介したいのが「焼きスパ」。 1980~90年代、直方の若者たちにとって「デートで食べるなら焼きスパ」といわれたほどの青春のメニューです。
直方商工会議所発行の「直方焼きスパMAP」によると、 <直方焼きスパの4箇条> 壱:使うのはパスタ麺であるべし! 弐:キャベツ・タマネギ・豚肉を入れるべし! 参:トマトケチャップベースのソースを使用するべし! 四:麺や具材を焼くべし! だそうです。 食べたかったのですが、饅頭とカレー焼きでお腹いっぱいになり、こちらはまた次回に挑戦したいと思います! ※ちなみに地元の人以外は読みにくいかもしれませんが「直方」は「のおがた」と呼びます。